国内では2010年1月23日公開、3D(立体視)映像が話題を呼んだ映画『劇場版遊☆戯☆王 3D ~超融合・時を越えた絆~』が世界公開されることが決定した。まず、世界最大の映画大国である米国で250館規模の公開となる。 これはテレビアニメ「遊戯王」シリーズの米国放送が10周年を迎えるのを記念したものだ。国内の公開もシリーズ10周年記念プロジェクトの目玉となったが、海外でも10周年記念で映画が活躍する。映画のタイトルは『Yu-Gi-Oh! 3D: Bonds Beyond Time』とし、映画の売りとなっている3Dを全面に押し出す。
「遊戯王」シリーズの映画は、2004年に米国向けの映画『Yu-Gi-Oh! The Movie』が全米公開されている。興収は米国で公開された日本アニメ映画の歴代3位、2つのポケモン映画に次ぎ、全てのジブリ作品を超えている。今回の映画7年ぶりの劇場作品となる。 今回の公開は2011年2月26日、27日、3月5日、6日の4日間となる。配給はデジタルシネマのシステム開発とコンテンツ配給のCinedigmが行なう。同社は衛星やデジタルシネマシステムを使い、インディーズ系の映画やライブイベントの劇場配給をしている。映画本編が長さ50分程度とやや短いことから、イベント的に集中上映するようだ。 また、米国だけでなく、今後ヨーロッパやアジア各国でも公開を予定する。映画は、世界の広い地域の子どもたちから人気を集めそうだ。