「ヒックとドラゴン」公開延長決定 ヴェネチア映画祭3Dグランプリ | アニメ!アニメ!

「ヒックとドラゴン」公開延長決定 ヴェネチア映画祭3Dグランプリ

8月7日に国内公開したアニメーション映画『ヒックとドラゴン』が、公開延長することになった。映画配給のパラマウント ピクチャーズ ジャパンが、

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 8月7日に国内公開したアニメーション映画『ヒックとドラゴン』が、公開延長することになった。映画配給のパラマウント ピクチャーズ ジャパンが、このほど公開延長を決定した。公開開始から6週間経つなかでの異例の決定は、劇場を訪れた映画ファンから作品を絶賛する声が相次ぎ、口コミで評判が高まっているためだ。特に8月終わりよりネットのブログやtwitterで作品が言及される機会が増え、劇場に上映期間を問い合わせが増えているという。
 さらに先頃イタリアで行われたヴェネチア国際映画祭で、今年初めて設けられた3D部門で『アバター』と並んでグランプリを獲得した。ドラゴンの飛行シーンなど、独自の3D表現が高く評価されたかたちだ。

 この3Dグランプリ受賞も、『ヒックとドラゴン』をあらためて観たい、2Dで観たけれど3Dでも観てみたいと、作品の関心を盛り上がる追い風になっている。こうした評判が高まるなかで10館以上の劇場が、公開から6週間過ぎた後も引き続き、また新規に劇場上映を行うことを決定した。
 もともと『ヒックとドラゴン』は、米国でも口コミで観客動員を伸ばした映画である。3月末の公開初週の週末興行1位になった後、2週目3位、3週目3位、そして4週目に2位に浮上、5週目に再び1位に返り咲いたという実績を持っている。スタートダッシュ型の映画の多い米国の映画がビジネスでは、異例の展開となった。

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 公開後に口コミで人気を広げる映画は少なくないが、『ヒックとドラゴン』のような大作映画では珍しい。また、日米で同様の動きが見られたのは、作品が人の心を惹く大きな力を持っていると言っていいだろう。  
 映画は、遠いい昔、はるか海の彼方にあるバーク島が舞台。そこではバイキングとドラゴンが長年にわたる戦いを繰り広げている。あるドラゴンのトゥースを偶然助けたバイキングの少年ヒックは、次第に友情を育んで行く。その友情は、やがて世界を変える力を生み出すことになる。

 配給元のパラマウント ピクチャーズ ジャパンは、今回の延長決定について次のようにコメントする。「『ヒックとドラゴン』は、映画をご覧になったお客様からの感動的なコメントや大変温かい応援を頂いております。全米でロングランヒットした作品でありますが、同様に日本でも続映を熱望下さるお客さまからの声も驚くほど多数頂いております。また今回ヴェネツィア国際映画祭での受賞という機会と共に劇場さん側でも急遽凱旋上映や続映を決定して頂くこととなりましたので、ぜひ大きなスクリーンでご覧になった多くのお客様から支持して頂いている<飛行シーン>をご体感下さい」。
 映画『ヒックとドラゴン』は、まだ暫く日本国内の飛行を続けることになりそうだ。

『ヒックとドラゴン』 /http://www.hick-dragon.jp/
大ヒット上映中
配給: パラマウント ピクチャーズ ジャパン
《animeanime》
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