国内でIMAXデジタルシアターを運営する東急レクリエーションは、109シネマズ川崎、菖蒲、名古屋、箕面のIMAXシアター4館で上映する映画『アバター』の累計興収が6億円を突破したことを明らかにした。 2009年12月23日の公開から3カ月足らずで動員数28万5750人、興収6億916万8700円(3月14日現在)に達した。わずか4館で興行成績としては記録的な数字となった。なかでも川崎は単独で11万8000人、2億5400万円という驚異的な成績となっている。 『アバター』は、『タイタニック』で世界的大ヒットを飛ばしたジェームス・キャメロン監督が12年ぶりに手掛けた超大作のSF映画。惑星パンドラを舞台に、アクションや異世界の構築などが高い評価を受けている。 特に独自に開発した3D(立体視)の映像が評判を呼び、世界的大ヒットを呼んだ。その国内興収は887スクリーンで3月14日までに、138億円を突破し、現在も更新中である。IMAXシアターは4館だけ全体の4.4%を占め、スクリーンあたりの平均売り上げは1億5200万円となる。これは残り883スクリーンの1500万円の10倍以上にあたる。 IMAXシアターは、北米のIMAX社の開発した巨大画面の高細密スクリーンである。そのスクリーンの美しさと迫力のある映像体験が特徴となっている。今回は『アバター』の3D映像の魅力を最大限に引き出す劇場として注目を浴び、口コミで観客が広がった。公開12週目の現在も満席の回が出るなど、人気の『アバター』の上映館のなかでもひと際注目を集めている。 過去には興行の苦戦から国内のIMAXシアターだが、今回のビジネスの大きな成功でIMAXシアターの拡大にはずみがつく可能性が出てきた。IMAXデジタルシアターは、4月17日からやはり3D映像が売りとなり米国で記録的なヒットとなっている『アリス・イン・ワンダーランド』を上映する予定だ。さらになるビジネスの拡大に挑む。IMAXデジタルシアター /http://www.109cinemas.net/imax/
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