第10回デジスタ・アウォード 映像部門のグランプリ発表 | アニメ!アニメ!

第10回デジスタ・アウォード 映像部門のグランプリ発表

3月6日、第10回デジスタ・アウォードの前編として映像部門のグランプリが発表された。第10回デジスタ・アウォードは、NHK BS2で放送中のデジタル・スタジアムで2009年度にベストセレクション入りした作品の中から年間のグランプリを決定する。

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 3月6日、第10回デジスタ・アウォードの前編として映像部門のグランプリが発表された。第10回デジスタ・アウォードは、NHK BS2で放送中のデジタル・スタジアムで2009年度にベストセレクション入りした作品の中から年間のグランプリを決定する。

 映像部門では、惜しくもベストセレクション入りを逃した作品から数作を救済する上半期・下半期セレクションで返り咲いた者を含む23組から、最終的に3組がファイナリストに選ばれた。『向ヶ丘千里はただ見つめていたのだった』の植草航氏、『FORESTRY』のwoodpecker、『フミコの告白』の石田祐康氏である。
 グランプリは、『向ヶ丘千里はただ見つめていたのだった』の植草氏となった。植草氏の同作は、デジタルクリエイターズコンペティション2009で金の翼賞など、これまでも各コンテストでの受賞で話題となってきただけに納得出来る。
 植草氏とwoodpeckerは、3月25日から東京ビッグサイトで開催される東京国際アニメフェア2010のクリエイターズワールドにも出展している。また、石田氏の『フミコの告白』は、第9回東京アニメアワードで学生・優秀賞でもある。

 『向ヶ丘千里はただ見つめていたのだった』は、昨年の東京工芸大学の卒業制作作品でもある。現在、植草氏は横浜の東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻、石田氏は京都精華大学マンガ学部アニメーション学科に所属している。植草氏の終了制作と石田氏の卒業制作がどのようなものなのか、早くも密かに来年に注目が集まっている。
 
 これまでBS2で放送されてきたデジタル・スタジアムはデジスタ・ティーンズと名を変え教育での放送になる。初期には総合で放送していたことがあるものの、久々に、しかも日時も水曜日の18時55分からと視聴者数の多い時間帯だ。
 放送は3月31日に初回を迎える。なお、ティーンズとなっているものの対象は未成年のみでなく大学生や院生も含まれる。これまでは社会人の応募も受け付けていたが、送られてくる作品の多くが学生のものであったことから、主眼をクリエイターの発掘から育成へ置くといった方針の転換も背景となっている。
【真狩祐志】

デジタル・スタジアム /http://www.nhk.or.jp/digista/

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第10回デジスタ・アウォード ファイナリスト(映像部門)

 『向ヶ丘千里はただ見つめていたのだった』 植草航
 『FORESTRY』 woodpecker(竹内俊太郎/早船将人)
 『フミコの告白』 石田祐康
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