しかし一方で、同作の受賞は、全てで30近く、映画だけでも10部門あるアニー賞の中でこのふたつにとどまった。最も受賞の多かったのはディズニーの2Dアニメーション『プリンセスと魔法のキス』とストップモーションアニメーション『コララインとボタンの魔女 3D』の2本が、それぞれ3部門を受賞した。さらに脚本賞の『モンスターvsエイリアン』、脚本賞の『Fantastic Mr. Fox』と5つの作品が賞を分け合った。 近年のアニー賞は、全部門、あるいはほとんどの部門をひとつの作品が独占することが多かっただけに、新しい傾向となった。2009年の劇場アニメーションのクオリティーが総じて高かく、また作品の多様化が進んだと言える。