1965年に作家筒井康隆さんにより誕生したSF小説『時をかける少女』が、2010年に新たな映像作品になって登場する。仲 里依紗さんが主演する実写映画『時をかける少女』の完成が、このほど発表された。 現在を舞台にした新しい『時をかける少女』は、2010年3月にヒューマントラストシネマ渋谷、シネカノン有楽町1丁目ほかにて全国公開の予定だ。 『時をかける少女』は青春時代をとりあげたSF小説として、その誕生以来、たびたび映像化されている。1972年のNHKのテレビドラマ『タイムトラベラー』、1983年の大林宣彦監督、原田知世さん主演の劇場映画、2006年細田守監督による劇場アニメなどがよく知られている。 いずれの作品も、その時代の息吹を感じさせる青春ドラマとなっている。SF作品、アニメといったジャンルを超えた作品として、人々の心に刻まれている。 2010年に公開される『時をかける少女』も、これまでと同様にそうした時代を感じさせるSF青春ドラマとなりそうだ。しかし、今回の映画は原作の映画化ではなく、原作に続く物語との位置づけとなる。 ヒロインは原作の主人公 芳山和子の一人娘、芳山あかりである。時代は2010年、あかりは入院中の母に代わり、1970年代にタイム・リープし、昏睡状態に陥った母の初恋の人・深町一夫を探しに行く。 若き日の母と幼い頃に別れたきりの父との意外な青春時代や、深町探しに協力する大学生 涼太の存在。さまざまな人々との出会いを通してあかりは成長していく。 (c)映画「時をかける少女」製作委員会2010 監督は本作が長編映画初監督作となる谷口正晃さんが務める。そして、主役芳山あかりを演じるのは仲 里依紗さん。2006年のアニメ版『時をかける少女』の紺野真琴役の声の出演に続く、『時をかける少女』の主演となる。 大学生 涼太として中尾明慶さん、母 芳山和子を安田成美さん、さらに石丸幹二さんらが出演する。最新VFX技術も駆使したタイム・リープシーンや70年代の街並みの再現なども見所になる。 映画の主演について仲 里依紗さんは、「アニメ版『時をかける少女』の主人公の声を演じ、素晴らしい作品に出会うことができたと嬉しく思っていました。今度は、声だけでなく、自分自身がスクリーンに映ることができることになり、『時をかける少女』というブランドを背負うことが出来るのか、すごく不安でしたが、一生懸命時をかけました。歴代の『時をかける少女』のファンの方もまた新たに楽しめる作品になったと思います。是非たくさんの方に観ていただきたいです」と話す。『時をかける少女』 /http://tokikake.jp2010年3月ヒューマントラストシネマ渋谷、シネカノン有楽町1丁目ほか全国ロードショー[スタッフ]原作: 筒井康隆(「時をかける少女」(角川文庫、角川つばさ文庫)監督: 谷口正晃 脚本: 菅野友恵 撮影: 上野彰吾 照明: 赤津淳一美術: 舩木愛子[出演] 仲 里依紗/中尾明慶/安田成美青木崇高/石橋杏奈/千代將太/柄本時生/キタキマユ/松下優也 勝村政信/石丸幹二
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