映画批評家を目指せ! 東京国際映画祭が評論コンテスト開催 | アニメ!アニメ!

映画批評家を目指せ! 東京国際映画祭が評論コンテスト開催

 東京国際映画祭の開催にあわせて、映画祭事務局は今年も「映画批評家プロジェクト」を行う。今年4回目を迎えるこの企画は、映画を観る眼を持った批評のプロを育成するべく生まれたものである。
 映画祭で上映された映画作品を批評対象に、プロを目指す書き手の批評を

ニュース
注目記事
 東京国際映画祭の開催にあわせて、映画祭事務局は今年も「映画批評家プロジェクト」を行う。今年4回目を迎えるこの企画は、映画を観る眼を持った批評のプロを育成するべく生まれたものである。
 映画祭で上映された映画作品を批評対象に、プロを目指す書き手の批評を募集する。審査員となる映画評論家が審査を行い、優れた批評文には優秀賞、佳作などの各賞が送られる。

 応募の条件は年齢など特別な制限はないが、人材育成がテーマとなっているためプロの応募は出来ない。具体的には映画に関する媒体で原稿料を伴う執筆の経験がある場合は、応募を不可としている。個人運営のウェブサイトやブログなどの執筆は、これに含まれない。
 また、このプロジェクトの特長は、10月17日から25日まで東京国際映画祭で上映されるコンペティション部門の作品に対象を限定している点だ。映画祭を盛り上げながら最新の映画を題材にする。審査委員もその作品を観ていることが前提になるため、合理的な方法だ。

 応募は映画祭期間中にコンペティション部門の作品を鑑賞、そのうえで 1作品につき800字以上、1500字以内の批評文を書く。応募はメールにて11月13日まで(必着)で行う。
 東京国際映画祭のコンペティション作品は、辻仁成監督の『ACACIA』のみが発表されているが、今後国内外の作品が多数加わるはずだ。コンペティションにアニメーション作品が出品される可能性は必ずしも高くないが、映像表現を語るという点では実写もアニメーションも区別がない。普段、アニメーションを中心に語っている人も、挑戦してみてはどうだろうか。

 人材育成のコンテストとなっているが、選考の基準は厳しい。昨年は多数の応募があったにもかかわらず、突出した作品はないことを理由に優秀賞はなく、佳作3点のみが選ばれた。それだけに各賞に選び出される価値も高いものになるだろう。
 
『映画批評家プロジェクト』
[応募要項]
・映画祭期間中(10/17~25)に、コンペティション部門の作品を鑑賞の上、1作品につき800字以上、1500字以内の批評文を募集
・複数応募可能
・応募〆切: 11月13日(金)必着

■審査員
品田雄吉(映画評論家)、土屋好生(映画評論家)、明智惠子(キネマ旬報編集長)

■応募資格
・年齢性別制限なし
・映画に関する媒体に対し、原稿料を伴う執筆経験者は応募不可
(但し、個人ウェブサイト、ブログ等の執筆に関しては上記の範囲に入らない)

■結果発表
・厳正なる審査のうえ、2010年1月末に東京国際映画祭の公式サイト上にて発表。

■賞
・審査の結果、優れた批評文に対して優秀賞、佳作の各賞が授与。
(但し、該当する批評文がない場合は、該当作品なしとする。)

■応募先
応募専用アドレス、//tiff-project2009@tiff-jp.net へ名前、連絡先(住所、TEL、e-mailアドレス)を一緒に記載のうえご応募。受賞者の方にのみ映画祭事務局より連絡。
問合せ: 東京国際映画祭事務局 /tiffinfo2009@tiff-jp.net

第22回東京国際映画祭 オフィシャルサイト: /http://www.tiff-jp.net
開催期間: 2009年10月17日(土)~10月25日(日)9日間
開催会場: 六本木ヒルズほか
《animeanime》
【注目の記事】[PR]

特集