アニメ製作会社アニプレックスが、初の個人制作アニメーションを全面バックアップすることで大きな注目を集めている作品が宇木敦哉監督による『センコロール』である。作品は8月22日に東京・池袋テアトルダイヤ、大阪をテアトル梅田にて公開も決定しており、いよいよメジャーシーンへ躍り出る。 その『センコロール』が、早くも海外でも注目を集め始めている。9月25日から27日まで、ニューヨークのマンハッタンにあるジャビットセンターで開催されるニューヨーク・アニメフェスティバルで、『センコロール』が米国プレミア上映されることが決まった。 ニューヨーク・アニメフェスティバルは日本のアニメ、マンガ、J‐POPなど、日本のエンタテインメント・コンテンツをテーマにしたファンイベントである。期間中およそ2万人の人出があり、同種のイベントのなかでも全米ベスト3に入る規模を誇っている。 2009年は、日本からの特別ゲストとして『機動戦士ガンダム』の富野由悠季監督登場することが決まっている。さらに声優としてアーティトして活動を続ける牧野由依さんが、ライブパフォーマンスを行う予定だ。 『センコロール』は、そうした中で日本からの目玉作品として紹介される予定だ。海外で日本の個人制作のアニメーション?と、疑問に思う人もあるかもしれないが、米国では新海誠監督の『ほしのこえ』や『秒速5センチメートル』といった作品は知られており、ファンも多い。 『センコロール』もこうしたファン層に、ポスト新海誠として送りだされることになりそうだ。日本公開開始からわずか1ヶ月で米国で紹介される『センコロール』の今後の展開が気になるところだ。 『センコロール』は、クリエイター発掘プロジェクトを行う動画革命東京が支援する作品のひとつ。平凡な日常に突如現れた得体の知れぬ怪物と、それを取り巻く少年少女が繰り広げる非日常な世界を描く。 監督、脚本、キャラクターデザイン、作画までをこなす宇木敦哉さんは、講談社アフタヌーン四季賞の大賞受賞などマンガ家としても高い実績がある。今回は、独学で得た手描きアニメーション技術でアニメーションでの自己表現を行っている。 また、主題歌初音ミクを使用した楽曲で熱狂的なファンがいるユニット「supercell」のryoさんが手掛けるのも話題である。画像: (c)宇木敦哉/アニプレックス『センコロール』 公式サイト /http://www.cencoroll.com/ニューヨーク・アニメフェスティバル(New York Anime Festival)/http://newyorkanimefestival.com/
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