8月5日、米国のキャラクターライセンス企業の大手4キッズ・エンタテインメント(4Kids Entertainment)は、経営戦略の選択肢を検討するために投資銀行Montgomery & Coと契約を結んだことを明らかにした。 4キッズのCEOであるアルフレッド・カーン氏によれば、これは近年の同社の経営状況や経済状況から同社がどのような経営戦略を取るべきか判断するためと述べている。4キッズの業績は過去数年赤字決算を続けており、早期の業績回復は難しいとみられている。 4キッズは米国のキャラクターライセンスの大手で、日本では『遊戯王』シリーズ、『恐竜キング』のライセンス管理で知られている。また、北米、ヨーロッパでのポケモンブームの立役者の一人とされている。しかし、近年は大型ヒット作がなく、経営の悪化で苦しんでいた。 4キッズによれば、同社が検討する経営戦略には、資産売却、業務提携のほか、自社売却や合併など幅広いものが含まれているとする。一方で、こうした企業評価契約は、特定の取引を前提にしたものでないとし、あらゆる可能性が検討課題であることを明らかにした。 4キッズの経営については、8月4日にネットメディアのpaidContent.orgが会社売却の交渉中と報道していた。今回の発表はこれを受けたものとみられる。 しかし、4キッズは今後の交渉の進展については、結論が出るまで一切公表する予定がないとする。次の正式な発表があるとすれば、4キッズの経営問題に何かしらの結論が出た時となるだろう。4キッズ・エンタテインメント(4Kids Entertainment)/http://www.4kidsentertainmentinc.com/当サイトの関連記事/米国アニメ・キャラクター企業4キッズが身売り検討?米メディア報道
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