フルメタル・パニック! 米国映画会社が実写映画化権獲得 米誌報道
人気作品として小説、マンガ、アニメと幅広く展開する『フルメタル・パニック!』が、米国ハリウッドで実写映画化される可能性が出てきた。米国のエンタテインメント業界誌ハリウッド・レポーター(Hollywood Reporter)が4月6日に、ハリウッドの有力映画会社マンダレ
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マンダレイ・ピクチャーズの創業社長のピーター・グーバー(Peter Guber)氏は、かつてソニーピクチャーズの大物プロデューサー、経営者として活躍した人物である。
報道では主演に若手俳優のザック・エフロンが言及されている。ザック・エフロンは、米国人気ドラマ『ハイスクール・ミュージカル』などで人気が高い。
しかし、ハリウッド・レポーターは脚本や監督、配給会社については触れておらず、映画化企画が初期段階であることを伺わせる。映画化の実現は、今後の展開次第のようだ。
『フルメタル・パニック!』は、作家賀東招二さんの書く小説が原作となっている。1998年に発表され、現在も長編シリーズとして継続している。作品は学園コメディと秘密組織を背景にしたアクションがミックスされた独自の世界となっている。
シリーズは2000年代に入り、マンガやアニメなどの広いメディア展開を開始し、大きな人気を獲得した。また、これまでに3本のアニメシリーズが制作されている。いずれの作品にも、原作者の賀東招二さん自らがシリーズ構成に参加しているのが特長である。
国内でも人気が高いシリーズだが、米国でも小説、アニメとも発売されており、アニメファンには知られた作品となっている。一方で、一般的にはあまり知られた作品ではなく、やや意外感のある映画化権獲得である。
近年、ハリウッドの映画会社が、映画企画のアイディアのために日本のアニメ、マンガの実写映画化権を積極的に獲得していることはよく知られている。特に昨年は、『攻殻機動隊』、『カウボーイビバップ』などの大型作品の実写映画化権の販売が報道されるなど有名作品はほぼ出揃った。
その一方で、『一騎当千』や『バブルガムクライシス』といった、これまで海外でもかなりニッチとされてきた作品にも目が向けられるようになっている。メジャータイトルの権利獲得が難しくなり、一般の米国人はあまり知らないけれど面白い作品の掘り起こしが始まっているとみられる。今回の『フルメタル・パニック!』も、そうした一連の流れにありそうだ。
ハリウッド・レポーター /http://www.hollywoodreporter.com/
/Mandalay nabs rights to 'Full Metal Panic'
『フルメタル・パニック!』 公式サイト /http://www.tdd-1.com/
Mandalay Pictures /http://www.mandalay.com/