CG-ARTS協会は、9月26日まで募集をしていた文化庁メディア芸術祭の公募作品数が4年連続で過去最多に達したことを明らかにした。アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門合計で2146作品が応募された。 文化庁メディア芸術祭は、映像、CG、コミックなど多彩な表現芸術をメディア芸術とくくり、その創造と発展を目的としている。1997年度から開催されており、その主要事業のひとつが、優れた作品の顕彰である。国内外で受賞作品の紹介を積極的に進めている。 応募作品で特長的なのは、昨年に較べて海外からの応募が対前年比119%増と約2割拡大したことである。海外からの応募は512作品となった。 CG-ARTS協会によれば、これはメディア芸術祭海外展の開催や海外フェスティバルへの参加などの積極的な紹介活動の結果ではないかとしている。海外での認知度の向上や評価の高まりが、イベントの国際的な広がりに貢献しているようだ。 アート部門の応募数が1020作品になったほか、ゲーム、玩具などが中心になるエンターテインメント部門が390作品、アニメーション部門が346作品、マンガ部門が390作品だった。 全体の応募数が増加する中で、ゲームの応募は前年比47%、長編アニメーション作品の応募が前年比60%と減少したのが目立っている。しかし、マンガ部門は前年比138%増と応募数が急増した。なかでもウェブマンガの応募が173%増と目立っており、積極的に展開するウェブ上のマンガ表現の波が文化庁メディア芸術祭まで押し寄せている。 第12回文化庁メディア芸術祭の受賞結果は、12月上旬に行われる予定である。第12回文化庁メディア芸術祭 /http://plaza.bunka.go.jp/【応募作品数】アート部門 1020作品エンターテインメント部門 390作品アニメーション部門 346作品マンガ部門 390作品合計 2146作品*募集期間 2008年7月17日~9月26日
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