今年で13回目を迎えたアニメーション神戸賞の受賞作品が発表された。年間(19年8月~20年7月)を通じて最も顕著な業績を残した個人に贈る個人賞には、テレビアニメ『電脳コイル』の監督・原作・脚本の磯光雄氏が選ばれた。 また、作品賞には劇場部門に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』、テレビ部門には『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』と、いずれもファンから大きな人気を獲得した作品が並んだ。 磯光雄氏が監督した『電脳コイル』は、今年の東京アニメアワードの優秀賞テレビ部門も受賞している。また『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』は、同じくアニメーション オブ ザ イヤーを獲得しており、これに続く受賞となる。 審査委員会による受賞理由では、個人賞に選ばれた磯光雄氏の『電脳コイル』はSFが持つ心の中心を抉るような高揚感とアニメーションが放つ突き抜けるほどの爽快さがあると評している。その作品の原作、脚本、監督をこなした磯氏を称えている。 また、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』については、作品は現在の映像技術でさらにシャープでスタイリッシュになったとし、まだ1作目で賞は出すことについての議論はあったが満場一致で決定したとする。 『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』には、前作からスケールの広がった世界観が、キャラクターたちの群像劇をより魅力的なものにしていると述べている。 また特別賞には、長年脚本家としてアニメ界に貢献してきた辻真先氏を選出した。作品賞のネットワーク部門は、インターネット上の大きなムーブメントになった音声合成ソフトの『初音ミク』が選ばれている。 さらに主題歌賞(ラジオ関西賞)は、数多くのヒット曲を生みだした『マクロスF』の主題歌で坂本真綾さんが歌う「トライアングラー」に決まった。オリコン週間ランキング3位、累計12万枚以上というヒット作である。 アニメーション神戸賞は、年間を通じて商業アニメの活動を表彰する国内でも最も古い賞である。審査委員に主要なアニメ関連雑誌の編集が参加するなど、アニメファンから見た目線で受賞作品を決めることに特色がある。このため受賞作品には、毎年の話題作が並ぶ華やかなものとなる。 アニメーション神戸賞の授賞式は、11月2日に神戸市内の神戸国際会議場メインホールにて行われる。当日はアニメーション神戸賞のほか、若手クリエイターからの応募作品によるデジタル・クリエーターズ・アワードの発表と表彰式も行われる。第13回アニメーション神戸賞 /http://anime-kobe.jp/anime-kobe/個人賞: 磯 光雄(監督)特別賞: 辻 真先(作家・脚本家)作品賞・劇場部門: ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序作品賞・テレビ部門: コードギアス 反逆のルルーシュ R2作品賞・ネットワーク部門: 初音ミク主題歌賞: トライアングラー(歌:坂本真綾)
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