6月27日からニューヨークを代表する文化施設リンカーンセンターで、アニメ監督今敏氏の業績を振り返る特集企画「今 敏 ビヨンド・イマジネーション: Satoshi Kon: Beyond Imagination」が行われている。 特集はこれまでの今監督の全キャリアを振り返るものである。1997年に劇場公開された『パーフェクトブルー』を皮切りに、『東京ゴッドファザーズ』、『千年女優』、『パプリカ』の4本劇場映画とテレビシリーズ『妄想代理人』が集中上映される。 今監督の全作品上映は2006年の東京国際映画祭のanimecs TIFFメイン企画でも行われたが、海外では今回が初の試みとなる。今監督とその作品への注目が海外で高まっていることが、今回の企画を実現させたといえそうだ。 リンカーンセンターは米国を代表する文化施設・団体であるが、これまでは日本のアニメはあまり取り上げられることがなかった。そうした点でも注目される企画である。 今監督の海外での評価は、質の高い劇場作品が継続的にリリースされることで次第に築かれて来た。現在は、日本を代表するアニメ監督の一人と考えられるようになっている。今回のリンカーンセンターの企画もそうした評価に基づくもので、新しい文化トレンドに敏感なニューヨーカーの関心をさらに呼ぶことになりそうだ。 今監督は現在、子供向けの劇場アニメ『夢みる機械』を制作中である。こちらの作品完成は、日本だけでなく、海外のファンからも待たれているに違いない。リンカーンセンター /http://www.lincolncenter.org/今 敏 オフィシャルサイト /http://konstone.s-kon.net/
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