二次創作公認ネットコミュニティ 動画協会とVIPOがスタート | アニメ!アニメ!

二次創作公認ネットコミュニティ 動画協会とVIPOがスタート

 映像産業振興機構(VIPO)と日本動画協会は、次世代のアニメコンテンツクリエイターの発掘支援を目的に、作品投稿サイト「Open Post」を11月1日に開始する。
 サイトでは、投稿された動画映像、マンガ、イラスト、脚本などを紹介し、クリエイターとコンテンツのビジ

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 映像産業振興機構(VIPO)と日本動画協会は、次世代のアニメコンテンツクリエイターの発掘支援を目的に、作品投稿サイト「Open Post」を11月1日に開始する。
 サイトでは、投稿された動画映像、マンガ、イラスト、脚本などを紹介し、クリエイターとコンテンツのビジネス関係者、ユーザーがインタラクティブに交流する。オンラインコミュニティのなかで、次世代のクリエイターと作品を生み出すことを目差す。

 Open Postがこれまでの投稿サイトと大きく異なるのは、募集される作品にオリジナル作品に限らない、既存の作品から派生する作品、いわゆる二次創作作品も含んでいる点である。Open Postのなかで提供された作品については、その作品やキャラクター、ストーリー、ロゴデザイン、美術設定などの利用が可能となる。
 今回はテーマ作家に「手塚治虫」が定められ、提供された手塚治虫のアニメやマンガ作品からサイドストーリーや後日談、キャラクターイラスト、新作アニメから商業デザインまで様々な創作活動が出来る。例えば未完に終わった名作を自分で完結させてしまうといったアイディアもあるかもしれない。

 こうした試みは、新しい才能とテーマ作家の才能の融合が、新たな表現力を生むというOpen Postの考え方に基づくものである。日本のマンガ文化は多くの点で、二次創作のクリエイティブに支えられていることは多くの人が認めるところである。
 しかし、それらはこれまで著作権のグレーゾーンとされてきた。Open Postはそうした曖昧さをクリアーして、クリエイターと権利者のWin-Winの関係を目指す試みでもある。

 応募は10月中旬より開始し、公開は11月1日から3月中旬までを予定している。サイトでは作品公開のほか、コンテンツビジネス関係者の声「Producers Voice」、コミュニティと評価機能、商業化支援の検討、ビギナー向け特集企画が展開予定である。
 応募作品は、既発表・未発表のオリジナルの動画映像、マンガ、イラスト、脚本のほかテーマ作家(手塚治虫)の作品を活用したオリジナルの動画映像、マンガ、イラスト、脚本(小説)、商業デザイン、キャラクターデザインである。ただしテーマ作家の活用作品の公開は、Open Post内に限定される。
詳しい応募要項は、下記の公式サイトで確認出来る。

Anime Net Market 『Open Post』
/http://openpost.jp

2007年11月1日~2008年3月中旬まで実施予定
応募開始:  2007年10月中旬より
主催: NPO法人映像産業振興機構/中間法人日本動画協会/経済産業省
協力: 手塚プロダクション
内容: クリエーターの作品公開/コンテンツビジネス関係者の声「Producers Voice」/コミュニティ&評価機能/商業化支援検討/ビギナー向け特集企画
《animeanime》
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