玩具会社大手のバンダイは、同社が発売する人気電子玩具『たまごっち』をアニメ映画化した「えいがでとーじょー!たまごっち ドキドキ!うちゅーのまいごっち!?」を、今年12月に劇場公開すると発表した。配給は、『ポケットモンスター』や『ドラえもん』、『名探偵コナン』などのシリーズで、アニメ映画の実績が高い東宝が行う。 また映画の製作には、バンダイのほか同社のグループ会社で映像販売のバンダイビジュアル、たまごっちの企画開発のウィズ、さらに広告代理店アサツーDK、アニメ制作OLM、東宝、そして小学館が加わる。 「たまごっち」は1996年に発売されたキャラクター育成を行う電子玩具である。その後、コミュニケーション機能が付加するなどで長年人気を維持し、2007年3月末までに国内累計販売数2900万個を突破している。 玩具だけでなく、玩具菓子やカプセル玩具、カードゲームからアパレル、雑貨まで様々なキャラクター展開を行っている。2006年度のバンダイナムコグループの 「たまごっち」の関連売上高は、311億円にも達するスーパーブランドキャラクターである。 さらに海外でも人気が高く、日本を含む全世界の「たまごっち」累計販売数は、7000万個を突破している。 今回はこうした「たまごっち」のキャラクターブランド価値をさらに高めるために、映像作品に展開する試みになる。もともと物語のない「たまごっち」だが、映画では「たまごっち星」を舞台におなじみのキャラクターが地球から来た女の子と冒険するストーリーが与えられる。 アニメ制作は『ポケットモンスター』シリーズで実績があり、またCGアニメの技術でも評価が高いOLMが行う。 また『ポケットモンスター』で携帯ゲームの劇場展開、アニメ展開に大きな実績を持つ小学館が加わっているのも注目である。前売りと特別なポケットモンスタープレゼントを組み合わせるなど、小学館の持つ独自のプロモーションは映画の宣伝に大きな力を発揮しそうだ。 配給を手がける東宝も、『たまごっち』が大きなヒットになった場合のシリーズ化を念頭に置いている可能は高い。現在東宝は、春の『ドラえもん』、ゴールデンウィークの『名探偵コナン』、夏の『ポケモン』と子供向けの劇場アニメシリーズのラインナップを揃えている。 しかし、冬については定番作品がなく、長寿ブランドで世界的にも人気の高い「たまごっち」は、新たな定番作品を狙うのに十分なキャラクターであるからだ。ネットで発見!!たまごっちホームページ /http://tamagotch.channel.or.jp/バンダイ /http://www.bandai.co.jp/「えいがでとーじょー!たまごっち ドキドキ!うちゅーのまいごっち!?」製作委員会の構成企業バンダイウィズ東宝バンダイビジュアルアサツー ディ・ケイOLM小学館
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