アニメ『ロボテック』と言えば、『超時空要塞マクロス』など3つの作品を編集して作られたアメリカのテレビアニメシリーズである。こうした話はアニメのトリビアとしてよく知られている。 この『ロボテック』の20年ぶりの新作続編として、劇場映画『ロボッテク:影の年代記』が制作されたことは記憶に新しい。作品は前作から直接つながる物語で日本の『マクロス』から独自の展開を遂げている。 米国のアニメ情報サイトのアニメニューズネットワーク(ANN)によれば、この『ロボッテク:影の年代記』のさらなる続編の企画が進行中であるという。これは今週末に開催されているニューヨークコミコンで、映画監督トミー・ユン氏が明らかにしたものだという。 ANNはユン監督が「『影の年代記』の売れ行きはとても好調で、現在続編の制作に入っている。」と発言したと伝えている。 『影の年代記』はアメリカで『ロボテック』の権利を持つハーモーニーゴールドや日本のタツノコプロダクション、韓国のDRムービーなどの協力によって製作された。しかし、続編の製作がどのような枠組みになるかは明らかではない。 日本では『マクロス』は、最初の作品『超時空要塞マクロス』を基点に一大年代記を作り上げている。海の向こうでは、その同じ作品が独自の大河ドラマを作り出している。それは『ロボテック』の劇場版タイトルそのまま『影の年代記』といえるだろう。 一方で、同じようなシチュエーションで、やはり日本のアニメの『百獣王ゴライオン』などを編集した『ボルトロン』も根強い人気がある。こちらは大手映画スタジオのひとつニューラインシネマが、2008年の公開を目指して実写映画が製作中だとされている。 こうした人気を背景に昨年DVDで新たに発売された『ボルトロン』は、年季の入ったアニメファンの支持を受けて記録的な売上げとなった。それは発売元である流通会社のメディア・ブラスターの新記録樹立となった。 日本でも『ファーストガンダム』など、30代を中心とした往年のアニメファンに向けた企画作品、商品は数が多い。アメリカの市場もこれと同じ状態になりつつあるようだ。 そして、こうした世代の懐の深さを考えると、『劇場版ロボテック』の続編だけでなくさらにこの年代向けの企画が広がって行く可能性は高いだろう。/アニメニューズネットワーク 当サイトの関連記事 /アメリカで劇場公開される新マクロス/ゴライオンの米国実写映画化/ロボッテク:影の年代記公式サイト
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