アメリカで『アフロサムライ』 166万人が視聴(1/10) | アニメ!アニメ!

アメリカで『アフロサムライ』 166万人が視聴(1/10)

 アメリカのアニメニュースを扱う“Anime News Network”によると、アメリカのケーブルテレビ局のスパイクテレビで1月4日に放送された『アフロサムライ』の視聴率が平均0.4~0.6%、スパイクテレビがコアターゲットとしている18~49歳の男性については視聴率1.1%だっ

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 アメリカのアニメニュースを扱う“Anime News Network”によると、アメリカのケーブルテレビ局のスパイクテレビで1月4日に放送された『アフロサムライ』の視聴率が平均0.4~0.6%、スパイクテレビがコアターゲットとしている18~49歳の男性については視聴率1.1%だった。リピート放送を含め、166万人以上が視聴した。
 これは放送時間が木曜の夜11時である点を考慮に入れると、かなり健闘している。ちなみに、同じくケーブルテレビのカートゥーンネットワークのToonami枠で8時から放送され、驚異的なヒットとされている『NARUTO』の視聴率は3%ほどである。

 この時間帯となったのは、本作がいわゆるアニメファンだけでなく、音楽を含むポップカルチャーファンを強く意識した作品であることと関係がある。放送するスパイクテレビは、大手ケーブルテレビMTVグループの総合チャンネルで、若い世代に向けたポップカルチャーチャンネルとして人気が高い。
 とりわけ大人向けのアニメでは日本以上に過激なアクションや暴力シーンが望まれる傾向にあり、それを実現するための放送枠となったと考えられる。本作はそれらを強く嗜好する層に向けて、「クールな」ビジュアルイメージを作り、広い層のファンを獲得した『カウボーイビバップ』のような人気を目標としているのが伺える。

 本作はグラフィックデザイナーの岡崎能士氏が美大仲間と制作した数百部程度の雑誌に掲載したものが、GDHのアメリカ事務所で目に留まった。その後、『パルプ・フィクション』など数多くのヒット作を持つ俳優のサミュエル・L・ジャクソン氏が強い関心を示し、主役の声優と共同プロデューサーを務めた。
 アニメーションのスタッフは、本作と同じ制作会社のGONZOの作品『バジリスク 甲賀忍法帖』でもコンビを組んだ木崎文智監督と、むとうやすゆき氏の脚本による。

 なお、上記の視聴者数にカウントされていないが、本作は同時にブロードバンド配信も行っており、日本に比べブロードバンド環境が発達していない北米地域では、非常に珍しい事業展開となっている。
 ただし、同北米地域からのアクセスに限定しており、通常日本からアクセスして視聴することはできないが、公式サイトでプロモーション映像を見ることは可能である(18歳未満は不可)。また、日本での字幕つきの放送も予定されているという。

/アフロサムライ公式サイト(英語・18禁)

/スパイクTV

/Anime News Network
《animeanime》
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