国立新美術館 開館にアニメ・マンガ・エンタメ(10/19) | アニメ!アニメ!

国立新美術館 開館にアニメ・マンガ・エンタメ(10/19)

 文化庁とCGアート協会は来年1月に東京・六本木にオープンする国立新美術館開館に合わせ、アートとエンターテイメントをテーマにした『日本の表現力』展を開催すると発表した。 
 この展覧会は過去10年間にわたって文化庁が開催した文化庁メディア芸術祭の経験がベー

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 文化庁とCGアート協会は来年1月に東京・六本木にオープンする国立新美術館開館に合わせ、アートとエンターテイメントをテーマにした『日本の表現力』展を開催すると発表した。 
 この展覧会は過去10年間にわたって文化庁が開催した文化庁メディア芸術祭の経験がベースになっており、その10周年記念として企画される。

 文化庁メディア芸術祭はアートとエンターテイメント、アニメ、マンガなどの様々なメディアを縦断して紹介する企画である。これまでもアートとエンターテイメントの融合として高く評価されてきた。
 今回の企画展では、「日本の表現力」をテーマに、デジタルアートからゲーム、アニメ、マンガなど様々な分野に広がる日本のメディア芸術を、現在・過去・未来の3つの視点で紹介する。
 展示はそれぞれ、1950年以降から2006年までの日本のメディア芸術を紹介する「日本のメディア芸術1950-2006」、日本メディア芸術の源流を探る「表現の源流」、そしてメディア芸術の未来を展望する「未来への可能性」にわけて紹介される。
 
 「日本のメディア芸術1950-2006」では、日本のテレビアニメの祖とされる『鉄腕アトム』から『機動戦士ガンダム』、『もののけ姫』、『攻殻機動隊』まで、アートやゲーム、マンガと伴に多数のアニメ作品が紹介される。
 また、「表現の源流」では、現在のエンターテイメントアートの核をなす「マンガ」「アニメーション」「ロボット」「フィギュア」「ゲーム」の5つの分野それぞれで、こうした表現が江戸時代から古くは縄文時代まで遡れることを明らかにする。

 国立新美術館はこれまでのほかの国立美術館とは異なり、収蔵品を持たず企画展を中心の活動を予定している。それだけにこれまでの国立美術館とは異なる幅広い領域をカバーし、従来の国立美術館では行えなかった企画も可能になる。
 今回の『日本の表現力』展は、これまでの国立美術館ではカバーすることが出来なかった企画という点で意義の高いものといえる。国立新美術館にとっても、今後の美術館の方向性を示す重要な企画展となるに違いない。

文化庁メディア芸術祭10周年企画展『日本の表現力』
会 期:2007年1月21日(日)~2月4日(日)
会 場:国立新美術館
展 示:(1)日本のメディア芸術1950-2006
     (2)表現の源流
     (3)未来への可能性
主 催:文化庁メディア芸術祭実行委員会(文化庁・CG-ARTS協会)、国立新美術館

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