動画革命東京 第1次支援4作品決定(7/29) | アニメ!アニメ!

動画革命東京 第1次支援4作品決定(7/29)

 東京都などの支援によるアニメクリエイター育成事業「動画革命東京」は、オリジナル企画を対象にした第1次支援候補4作品を決定した。今回選ばれたのは糸曽賢志氏のSFファンタジー『コルボッコロ』、クリエイター集団Spooky Graphicによる『Spooky』、マンガ家宇木敦哉

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 東京都などの支援によるアニメクリエイター育成事業「動画革命東京」は、オリジナル企画を対象にした第1次支援候補4作品を決定した。今回選ばれたのは糸曽賢志氏のSFファンタジー『コルボッコロ』、クリエイター集団Spooky Graphicによる『Spooky』、マンガ家宇木敦哉氏の『Untitled』(仮)、それにSIGGRAPHでの受賞経験を持つ堀江弘昌氏の3DCGアニメーション『Love Rollercoaster』である。
 いずれ若手でありながらこれまでに高い実績を築いている実力派の作品が選ばれている。また、2Dアニメーション2作品と3DCGアニメーション2作品とバランスもはかられているようだ。
 さらに、4作品はいずれもキャラクター重視や子供向けの作品が中心となっており、マニア向けでない幅広い企画展開が可能な作品群となっている。

 動画革命東京は、アニメ企画やビジネス開発を行うシンクの子会社アニメイノベーション東京によって運営されている。今回の事業は、シンクのほか東京都や日本政策投資銀行などが出資するファンドを利用して、アニメクリエイターのオリジナルの企画に投資する。
 そのうえで投資した作品の商業化を支援する。今回選定された作品は、個別作品ごとの共同事業体を設立し、2007年春頃の完成を目指す。

 近年、アニメなどを投資対象にしたコンテンツファンドが増加しているが、その多くは既存の企画に投資するものである。投資家が作品の企画・制作に直接かかわることは少ない。
 しかし、動画革命東京は、投資する企画がより大きな成功をするために積極的にかかわる方針である。ベンチャー投資でいうところのハンズオン型の投資である。投資であると同時に、クリエイターの育成により大きな力を入れている。
 また、シンクによれば動画革命東京は複数の作品に投資するポートフォリオ型になっており、事業全体のリスクが抑えられている。

 動画革命東京では、既に7月1日より第2次募集も開始しており、9月30日(必着)まで受付けている。
 作品は商業利用の可能性を持つアニメーション作品としており、選考は作品の市場性・作品内容などから総合的に判断される。

第1次支援候補作
『コルボッコロ』糸曽賢志
『Spooky』Spooky Graphic
『Untitled』(仮)宇木敦哉
『Love Rollercoaster』堀江弘昌

/動画革命東京公式サイト 

/シンク 
/糸曽賢志オフィシャルサイト 
/Spooky Graphicオフィシャルサイト
《animeanime》
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