文化庁メディア芸術祭 アニメ関連イベントも多数(2/2) | アニメ!アニメ!

文化庁メディア芸術祭 アニメ関連イベントも多数(2/2)

 今年で9回目を迎える文化庁メディア芸術祭が、東京・恵比寿の東京都写真美術館で今年も開催される。期間は2月24日から3月5日までの10日間と決して長くはないが、作品展覧会と多彩なシンポジウム、上映会、イベントと充実の内容となっている。

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 今年で9回目を迎える文化庁メディア芸術祭が、東京・恵比寿の東京都写真美術館で今年も開催される。期間は2月24日から3月5日までの10日間と決して長くはないが、作品展覧会と多彩なシンポジウム、上映会、イベントと充実の内容となっている。

 メディア芸術祭は対象作品をメディアの枠組みでまとめ、アニメーションやゲームソフト、マンガ、さらにはファインアートまで幅広い分野を取り扱っている。多くのコンペティションと違い優秀作品の顕彰だけでなく、作品の紹介に力を入れている特長がある。
 それぞれの分野が互いに重なりあっていることはよく知られているが、実際にそれらを並べてみる試みは少なく、貴重なイベントである。
 芸術祭にふれることで、2005年のメディア芸術の全体像を感じることが出来るだろう。そして、そうしたメディア芸術全体の中でのアニメーションの位置づけも知ることが出来るに違いない。

 勿論、全体とは関係なく個別のイベントを楽しむことも可能である。アニメファンに注目なのは、アニメーション部門で優秀作品賞に選ばれた作品の上映会と関連のシンポジウムである。
 上映作品には、『機動戦士Ζガンダム 星を継ぐ者』や、『鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』、『雲のむこう、約束の場所』など昨年、劇場公開され作品が含まれている。もう一度大画面で鑑賞するよい機会になりそうだ。
 また、OVA作品の『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man』や芸術性の高い『死者の書』、『年をとった鰐』などの作品上映もある。
 そのほか、短編アニメーション優秀作品や学生CGコンテスト動画部門の優秀作品も上映される。さらにアメリカのSIGGRAPH、韓国のSICAF、オーストラリアのArs Electronicaといった海外のフェスティバルの作品の紹介もある。

 シンポジウムでは、アニメーション部門の審査主査の富野由悠季氏と受賞者のシンポジウムや川本喜八郎監督と山村浩二監督の対談がある。また、マンガ部門で大賞をとった吾妻ひでお氏に、マンガ部門の審査主査の里中満智子氏、漫画評論家の米沢 嘉博氏が加わったシンポジウムも注目であろう。 

 2月1日からは、メディア芸術祭の情報をタイムリーに配信するメディア芸術祭特別ブログも開始されている。詳しい情報はそちらで確認出来る。

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