六本木の国立新美術館にアニメ拠点構想(1/26)
アニメ制作会社GDHの代表取締役会長村濱章司氏のブログによると、国が六本木7丁目に建設中の国立新美術館をアニメの拠点にする構想が浮上しているらしい。同氏のブログでは、文化庁からその企画のプレゼンがあり、動画協会(日本動画協会)も前向きに検討中だとしてい
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(以下村濱氏のブログ『村濱章司のブログ』1/26より引用)
「六本木7丁目にある、国立新美術館をアニメの拠点にしようという企画があるらしく、今日(昨日)、動画協会にて、企画案のプレミーティングがありました。先日、文化庁からプレゼンがあり、是非、動画協会として取り組もう。ということになりました。」
六本木の国立新美術館は、2006年に東京大学生産技術研究所移転跡地に東京国立近代美術館、東京国立西洋美術館などに続く第5の国立美術館として開館予定になっている。敷地面積3万㎡、企画・展示スペースの1万4千㎡は、美術館としては国内最大級である。
一方で、その膨大な建設費と展示スペースに対して、常設展示がなく企画展示に特化することに対して特色がないと強い批判もある。
今回の国立新美術館にアニメの拠点をという構想は、こうした特色がない、情報発信能力がないとする新美術館批判に対し、アニメという新分野を取り込むことで対抗しようとする意図も考えられる。
構想がどのようなかたちで進んでいるかは不明ではあるが、交通の便利な東京都心の豊富なスペースは、アニメーション文化の紹介に大きな可能性を与えるだろう。
また、日本動画協会は、これまで杉並アニメーションミュージアムの企画・運営や3月にオープン予定の秋葉原のアニメセンター、東京国際アニメフェアでの企画・イベントにも関わるなど、アニメ関連の企画・展示分野では大きな実績がある。
これまで国立美術館では、映像芸術は京橋にある国立近代美術館フィルムセンターが扱ってきた。しかし、アニメーションの公開・保管はほとんどされていない。むしろ、東京都立写真美術館がアニメーション周辺の映像芸術・視覚芸術の企画に熱心である。
また、構想が浮上している六本木地区には六本木ヒルズの森美術館や防衛庁跡地にオープン予定の(新)サントリー美術館など、美術情報発信の集積が進んでいる。
/村濱章司のブログ
/国立新美術館がアニメの拠点に!
/国立新美術館
/日本動画協会