ADヴィジョンとエヴァンゲリオン(11/29) | アニメ!アニメ!

ADヴィジョンとエヴァンゲリオン(11/29)

 『新世紀エヴァンゲリオン』の実写映画化情報の周辺が賑やかになっている。2003年の実写映画化発表以来、『エヴァンゲリオン』の実写映画化情報というと海外経由の情報が主であった。しかし、ここに来て角川書店のアニメ雑誌『Newtype』と『NewWORDS』が映画を手掛け

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 『新世紀エヴァンゲリオン』の実写映画化情報の周辺が賑やかになっている。2003年の実写映画化発表以来、『エヴァンゲリオン』の実写映画化情報というと海外経由の情報が主であった。しかし、ここに来て角川書店のアニメ雑誌『Newtype』と『NewWORDS』が映画を手掛けるADヴィジョンや制作を手掛けるWetaワークショップなどを積極的に話題を取り上げ、一気にプロジェクトが進みつつある様子が報道されている。
 角川書店とADヴィジョンは『強殖装甲ガイバー』の共同製作を手掛け、ADヴィジョンが米国版『Newtype』の発刊を手掛けるなどの関係にあり、これらの情報は非常に製作の現場に近いものであるといえる。

 それとは別の実写映画版『エヴァンゲリオン』の情報が、米国の経済誌フォーチュンのADビジョンとアニメファンを紹介する記事「ANIME EXPLOSION」の中で紹介されている。その記事によれば、ADヴィジョンの社長レッドフォード氏は実写版『エヴァンゲリオン』の予算を1億ドル(約120億円)から1億2000万ドル(約144億円)と見積もっており、既にその半分程度の資金調達の目処がついているという。
 そして、Wetaのリチャード・テイラー氏は、今年の夏のサンディエゴ・コミコンに『エヴァンゲリオン』のプロデューサー候補を連れて行き、その場で『エヴァンゲリオン』の製作をたきつけたとしている。こうしたスタッフの動きや資金面での裏づけが映画化への急激な展開の背景にあるようだ。

 フォーブス誌のこの「ANIME EXPLOSION」は、アニメとADヴィジョンに関する長文の記事であるが、この他にもアニメ産業とファンサブの関係や米国でのアニメDVD販売の現状、カートゥーンネットワークやマンガ市場の動きなど興味深いトピックスが多い。
 また、米国のアニメ・マンガの小売市場を6億2500万ドル(約725億円)、うちADヴィジョンが1億5千万ドル(約180億円)といったものや、2004年の米国のマンガ市場を1億2500万ドル(約150億円)とするなど数字的な部分でも目新しいものが見られた。

(11/30日:過誤訂正)実写版エヴァンゲリオンの予算の日本円換算を誤記しており訂正しました。正しくは約120億円から約144億円です。

フォーチュンの記事 /ANIME EXPLOSION 
/ADヴィジョン 
/Wetaワークショップ 
《animeanime》
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