9月7日に発表された外務省の海外記者にアニメを中心とした日本文化を紹介するプログラムの一部が明らかになっている。このプロジェクトは日本のアニメに興味がある海外有力メディアの記者を日本に招き日本アニメを紹介するプロジェクトである。 9日の報道では、プロジェクトのプログラムとしてアニメ関係者への取材、アニメ関連施設の訪問があげられていたが、その訪問先の一部が明らかになっている。取材先にはNHK、三鷹ジブリ美術館、デジタルハリウッド大学院大学、東映アニメーション、サンリオピュローランドなどが含まれているようである。 また、読売新聞の報道によれば、外務省は中国での日本文化の理解を促進させるために中国で人気の高い日本アニメキャラクターを積極的に活用する方針だという。中国の主要都市に日本の文化・流行を発信する情報基地を設けるほか、今回のプロジェクトとは別に中国のマスメディアを日本に招いた意見交換会などを企画している。 昨年来、外務省によるアニメを利用した日本の文化理解促進にはかなり勢いがある。しかし、あまりにも露骨にアニメを利用することが必ずしも良い方向に動くのかには疑問も残る。政治に結びつけられることで、日本アニメのブランドが傷つかないか多少心配である。読売新聞の記事 /日本への理解、アニメ活用で…中国への情報発信強化へ/外務省
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