「呪術廻戦」伏黒親子を演じた内田雄馬&子安武人インタビュー 「雄馬くんを本当の息子のように感じてしまって(笑)」 | アニメ!アニメ!

「呪術廻戦」伏黒親子を演じた内田雄馬&子安武人インタビュー 「雄馬くんを本当の息子のように感じてしまって(笑)」

TVアニメ『呪術廻戦』の第40話(第2期16話)「霹靂」が11月9日(木)に放送。このたび、このエピソードでバトルを繰り広げた伏黒恵役の内田雄馬と伏黒甚爾役の子安武人の対談が公開された。

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TVアニメ『呪術廻戦』場面カット(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
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  • TVアニメ『呪術廻戦』場面カット(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
  • TVアニメ『呪術廻戦』キービジュアル(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

TVアニメ『呪術廻戦』の第40話(第2期16話)「霹靂」が11月9日(木)に放送。このエピソードでバトルを繰り広げた伏黒恵役の内田雄馬と伏黒甚爾役の子安武人の対談が公開された。

TVアニメ『呪術廻戦』渋谷事変 キービジュアル

『呪術廻戦』は、芥見下々が「週刊少年ジャンプ」にて連載し、シリーズ累計発行部数8,000万部を突破する大ヒットコミックだ。
2020年10月~2021年3月にTVアニメ第1期をオンエア、2021年12月より本編の前日譚『呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校』を映画化した『劇場版 呪術廻戦 0』が公開。
そして2023年7月からスタートする待望のTVアニメシリーズ第2期では、五条悟と夏油傑の高専時代の物語「懐玉・玉折」と第1期から続く時間軸の物語「渋谷事変」が描かれる。

11月9日オンエアの第40話では、圧倒的な強さで迫る伏黒甚爾に伏黒恵が追い詰められ、激しいバトルを展開するシーンが描かれた。本エピソードの放送を記念して、恵役の内田雄馬と甚爾役の子安武人の対談が実現。互いに掛け合いを待ち望んでいたという収録時のエピソードや、それぞれが演じるキャラクターの魅力などを語っている。

TVアニメ『呪術廻戦』場面カット

アフレコでは一緒に収録ができたことから、子安は「コロナ禍で分散収録が多かったので、たった数言の会話でも、同じ空間で同じ時間を共有しながら演じるとやはり違う。肩を並べてセリフを掛け合えることがどれだけ嬉しいことか、改めて感じました」と喜びのコメント。
それを受けて内田が「誰かと掛け合うと、自分が作品に入っている感覚がより深まると思います」と返すなど、芝居について触れる一幕もあり、読み応えのある対談に仕上がった。

<以下、コメント全文掲載>

――第35話「降霊」(第2期11話)で、甚爾が再び姿を現し、圧倒的な強さを見せつけました。「懐玉・玉折」に続き再び甚爾を演じられることになり、子安さんはどのような気持ちで収録に臨まれましたか?

子安武人(以下、子安):原作を読んでいるので甚爾が「渋谷事変」にも登場するとわかってはいたのですが、「待っていました!」という気持ちでした。

場面カット

――「懐玉・玉折」と比べて、演じる際に変化した部分や意識したところはありますか?

子安:他のキャラクターにとっては年数が経っていますが、甚爾は「懐玉・玉折」の頃のまま姿を現したので、変化をつけようとは思いませんでした。ただ、孫から姿が変化して甚爾になるので、僕の声だって気づいてもらえなかったら怖いなと思っていたのですが、放送時にSNSなどでファンの方たちが「甚爾が来た!」と盛り上がってくれていたので、特徴のある声で良かったなと思いました(笑)。

内田雄馬(以下、内田):僕も思いましたよ。「来たー!」って(笑)。

子安:息子にもそう言っていいただけてありがたいです。36年間声優としてやってきて良かった!

場面カット

――そんな息子・恵と甚爾との激しい闘いが、第40話「霹靂」(第2期16話)で描かれました。物語の印象はいかがですか?

子安:五条との戦いの時と同じで、実際は恵は甚爾を父親だと認識していないんですよね。「なんだこいつ」と思われているという(笑)。

内田:そうなんですよね。やたらと強い、ヤバいやつが突然現れたぞって(笑)。

子安:映像もすごかったですね。原作をさらに味付けしていた。

内田:描写の膨らませ方がすごかったですよね!

場面カット

――お芝居について、何かお2人で話したことはあったのですか?

子安:演技についてはないのですが、別の現場で雄馬くんと一緒になった時に「今度よろしくね!楽しみなんだ!」と話しました。とはいっても、恵と甚爾が会話するシーンなんて少ししかないんですけどね。でも、本当に楽しみだったんです。コロナ禍で分散収録が多かったので、たった数言の会話でも、同じ空間で同じ時間を共有しながら演じるとやはり違う。肩を並べてセリフを掛け合えることがどれだけ嬉しいことか、改めて感じました。

内田:誰かと掛け合うと、自分が作品に入っている感覚がより深まると思います。つねに役の思いを考え、その役として呼吸をするようにしていますが、一緒に録って緊張感を共有すると、より感覚が研ぎ澄まされるというか。一緒にいないと生まれないものは、絶対にあるんですよね。今回は、本当に子安さんと一緒に録れて良かったです。恵は甚爾を父親だと認識してはいませんが、役ではなく内田雄馬としては“親子”としての意識があって、なんだか安心感を覚える現場でした。

子安:僕もあれ以来ずっと、雄馬くんのことを本当の息子のように感じてしまって(笑)。実際の息子とも年齢が変わらないので、自然と父親の感覚になり、あの最後のセリフに繋がりました。その感覚を共有できたことは嬉しいですね。

場面カット

――これまでの登場シーンを振り返って、ご自身が演じるキャラクターの魅力に感じる部分を教えてください。

子安:僕は原作を読んだ時から、甚爾に一目惚れしました。人間的にダメだけど強いって、すごくかっこいいですよね。見た目もすごくかっこいいですし、生き方にも少し憧れる部分があります。何のしがらみもなく、自分を解放して、好きなことをして生きるってどんなに楽しいんだろう。実際にはこんな生き方はできないので、だからこそ声優として演じることができて嬉しいです。こんな幸せなことはないですよ。

内田:そんな甚爾と比べると、恵ってしがらみだらけですよね。表面的に見ればクールですし、言葉を大きく発することもしない。しかし、内ではすごく人のことを見て、考えている。そして色んなことを考えた結果、自分を犠牲にする選択までしてしまう人。その“表に見せない部分”を演技にどう乗せられるか毎回悩むところではあるのですが、彼の魅力はそこにあると思っています。

――「渋谷事変」後半放送に向けて、視聴者へのメッセージをお願いします。

子安:まだまだ過酷な話が続いていきます。これからは視聴者として、うちの息子がどれだけ頑張っているのか、草場の影から見守っていきたいなと思います(笑)。

内田:本当にしんどいシーンの多い「渋谷事変」。しかし、ここからがよりハードな戦いになっていきます。登場人物みんなが必死で生きているので、覚悟して最後まで見届けてください。


第40話 霹靂
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TVアニメ『呪術廻戦』
毎週木曜23:56~MBS/TBS系列全国28局にて放送中!

【STAFF】
原作:「呪術廻戦」芥見下々(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
監督:御所園翔太
シリーズ構成・脚本:瀬古浩司
キャラクターデザイン:平松禎史・小磯沙矢香
副監督:愛敬亮太
美術監督:東 潤一
色彩設計:松島英子
CGIプロデューサー:淡輪雄介
3DCGディレクター:石川大輔(モンスターズエッグ)
撮影監督:伊藤哲平
編集:柳 圭介
音楽:照井順政
音響監督:えびなやすのり
音響制作:dugout
制作:MAPPA

【CAST】
虎杖悠仁:榎木淳弥
伏黒 恵:内田雄馬
釘崎野薔薇:瀬戸麻沙美
五条 悟:中村悠一
真人:島崎信長
夏油 傑:櫻井孝宏
両面宿儺:諏訪部順一

(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

《高橋克則》
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