STUDIO4°C×手塚治虫「火の鳥」映画版・配信版キャストに宮沢りえ、窪塚洋介ら 特報&ティザービジュアル公開 | アニメ!アニメ!

STUDIO4°C×手塚治虫「火の鳥」映画版・配信版キャストに宮沢りえ、窪塚洋介ら 特報&ティザービジュアル公開

手塚治虫のマンガ『火の鳥』の「望郷編」をSTUDIO4°Cが映像化する新作アニメが、エンディングが異なる映画版、配信版の2作品で制作されることがわかった。これに伴い、両作の声優として宮沢りえらの出演が発表され、特報映像と映画版のティザービジュアルも公開された。

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『火の鳥 エデンの花』(C)Beyond C.
  • 『火の鳥 エデンの花』(C)Beyond C.
  • 『火の鳥 エデンの花』/『火の鳥 エデンの宙』キャラクターとキャスト(C)Beyond C.
  • イッセー尾形
  • 吉田帆乃華
  • 宮沢りえ
  • 窪塚洋介

手塚治虫のマンガ『火の鳥』の「望郷編」をSTUDIO4°Cが映像化する新作アニメが、エンディングが異なる映画版、配信版の2作品で制作されることがわかった。これに伴い、両作の声優として宮沢りえ、窪塚洋介、吉田帆乃華、イッセー尾形らの出演が発表され、特報映像と映画版のティザービジュアルも公開された。

『火の鳥 エデンの花』/『火の鳥 エデンの宙』キャラクターとキャスト

『火の鳥』は、“漫画の神様”と謳われ今も世界中で敬愛される巨匠・手塚治虫の代表作にしてライフワークともなった不朽の名作だ。「望郷編」はその全12編のうち、我々が生きる地球と宇宙の未来を描いた一編にあたる。地球から遠く離れた辺境の惑星・エデン17に降り立った主人公ロミの人生が描かれ、不死鳥「火の鳥」はほんのささやかな人間の営み、そしてロミの奇跡を見届ける。

そんな本作の初のアニメ映画化にあたって監督を務めたのは、『鉄コン筋クリート』や『ムタフカズ』などの作品で独自の作風を発揮してきた西見祥示郎だ。手塚原作に大胆な現代的アレンジを施しつつ、アニメーションならではの魅力があふれる作品世界を構築した。さらに、キャラクターデザイン・総作画監督は西田達三、美術監督は木村真二と、STUDIO4°C作品を支えてきた強力なスタッフ陣が集結。人気作曲家の村松崇継による、壮大なスケール感と詩情を併せ持つ音楽にも注目となる。

このたび公開された特報映像は、地球を逃れ辺境惑星エデン17で暮らすロミ(CV.宮沢りえ)や恋人のジョージ(CV.窪塚洋介)、ロミが出会う心優しい少年コム(CV.吉田帆乃華)、怪しげな宇宙のよろず屋ズダーバン(CV.イッセー尾形)ら個性的なキャラクターと、宇宙を荘厳に舞う火の鳥の姿が映されたもの。1300年の時を生きることになった、数奇な運命をたどるロミの壮大な冒険物語と、宇宙を舞台にした雄大なスケールに期待が膨らむ仕上がりだ。

あわせて公開された映画版のティザービジュアルには、ひとりエデン17に佇むロミの姿が描かれている。そのロミが見上げる空には、大きな翼を広げ羽ばたく火の鳥に「あなたは、生きなさい。」と火の鳥からのメッセージと受け取れるキャッチコピーが添えられた。キャストと制作スタッフ、手塚プロダクション取締役の手塚るみ子からはコメントも寄せられているのであわせてチェックしておきたい。

手塚治虫のマンガ『火の鳥』の「望郷編」をSTUDIO4°Cが映像化する新作アニメは、エンディングが異なる映画版、配信版の2作品で制作される。映画版『火の鳥 エデンの花』は 11月3日より全国公開。配信版『PHOENIX:EDEN17』は『火の鳥 エデンの宙』の邦題で、9月13日より「ディズニープラス」で世界独占配信となる。

<以下、コメント全文掲載>


【宮沢りえ(みやざわりえ)】



手塚治虫さんの『火の鳥』
時を超え、今を生きる私達に壮大なメッセージが、舞い降ります。それを受け止め、ロミという女性を演じるのは簡単では無かったけれど、、
観てくださった方が、今を生きている事、生きる先にある未来を感じてくださる作品になれば良いなぁと思います。

【窪塚洋介(くぼづかようすけ)】



自分が手塚治虫先生の作品に関わることができるなんてとても光栄でした。「火の鳥 望郷篇」は今読み返しても、宇宙、真理、命の理についての普遍的なメッセージが込められていて、僕らがどんな時代に生きていようとも伝わり、かつエンタテインメントとして楽しめる作品だと思っています。僕が演じたジョージは、ロミと共に地球を飛び出しエデン17に辿り着く、若気の至りというか、勢い余ってこんなところまで来てしまった、というキャラクターです。20代の溌剌とした感じを意識して演じました。

【吉田帆乃華(よしだほのか)】



物語は、これからどうなるの!っと、ドキドキヒヤヒヤしました。
初めてのアフレコで、声をどうやって合わせたらいいのか分からなくて難しかったけど、スタッフのみなさんが優しく丁寧に教えてくれたので、すごく楽しく収録できました! 優しく思いやりがあって、ゆうかんなコムを演じさせてもらえて嬉しかったです!

【イッセー尾形(いっせーおがた)】



宇宙のヨロズ屋ズターバン。こういう一見するといてもいなくても同じのような人物を作り上げるのが手塚さんならではのような気がします。
無駄を無駄にしなくてキチンと主筋に送り返すのが魅力を倍増させます。怪しげであればあるほど宇宙の奥深さも体感します。役には立つけどしっかり自分の得は外さない。分かりやすい原理ですね。ズターバンは自分に正直です。(笑)

【西見祥示郎(にしみしょうじろう)/監督】


山あり谷ありの火の鳥でありました。何十年もの間、親しまれた手塚治虫先生の代表作の一つ。楽な仕事ではありませんでした。
この作品に参加してくださったスタッフ一同、同じ思いだと思います。原作を何も理解できてないかもしれませんが、原作にあるキャラクターを擬似体現するような、大袈裟に言えばそんな感じで作品を作っていたような気がします。
火の鳥の望郷編、手塚治虫先生の中では答えは一つであるかも知れませんが、見た人それぞれ色々な解釈が出来る作品だと思います。沢山あるアニメ作品の中の一つではありますが、目に止まり見終わった後、なにかの瞬間にまたフワッ思い出すような作品になれば、これ幸いです。まずは映画はエンターテイメント、楽しんで頂けたらと思っております。

【村松崇継(むらまつたかつぐ)/音楽】


子供の頃から大好きだった、手塚治虫さんの火の鳥の世界を自分が音楽で描けること。本当に嬉しく思います。そして、脚本、描かれるアニメーションの世界観を観させていただいた時、一気に音のイマジネーションが浮かびました。その浮かんだ世界は自分も未だ出逢ったことのない世界。制作途中、その浮かんだ世界はあまりにもスケールが大きく、締切に間に合うのか。。。それはいつの間にか時間との戦いになっていました。ダイナミックな神秘的なオーケストラを軸にした火の鳥の音世界。ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。

【田中栄子(たなかえいこ)プロデューサー/STUDIO4°C代表】


STUDIO4°Cが世界の巨匠手塚治虫氏の作品を映画にしない訳には行かない。そしてその作品は手塚氏の永遠のテーマを描くものでなくてはならない。これがミッションでした。集まったスタッフも超一流。作品力も破格です。そして配信と映画という2つのメディア用に、アナザーエンディングを作ることが出来ました。深淵なる意味や価値を持つ原作の力を果たして映画にすることはできたのか。決して簡単ではなかった本映像制作です。時を駆けるSF冒険譚としても楽しんで欲しいし、未来へ向けた人類への警告としても受け止めてほしい。そして何より人間の営みへの慈しみを育んでいただければ、全スタッフの努力が報われます。

【手塚るみ子(てづかるみこ)/手塚プロダクション取締役】


『火の鳥・望郷編』が美しいアニメになりました。
ロミとコム、そして牧村が乗りあうミステリアスな星から星へのロードムービー。
まるで一緒に同乗しているかのような、岩型宇宙船の乗り心地さえ伝わる。
そして目的地へ近づくとともに問いかけられる真理。
果たして本当に辿り着きたいのは地球なのだろうか?と。
人が心から望む故郷とは、求めてやまない居場所とは、この時空のどこにあるのか…
手塚治虫が投げかけたメッセージをフルスクリーンで届けてくれるこの映画に感謝します。
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<映画>
『火の鳥 エデンの花』
公開表記:11 月 3 日(祝・金) 新宿バルト 9 ほか 全国公開
<配信>
『火の鳥 エデンの宙』
配信表記:ディズニープラスで 9 月 13 日より世界独占配信(*中国本土を除く)
【CREDIT】
宮沢りえ
窪塚洋介 吉田帆乃華 イッセー尾形
監督/西見祥示郎 音楽/村松崇継 原作/手塚治虫「火の鳥」(望郷編) キャラクターデザイン・総作画監督/西田達三
脚本/真野勝成・木ノ花咲 美術監督/木村真二 演出・CGI 監督/斉藤亜規子 色彩設計/江上柚布子
編集/重村建吾 音響監督/笠松広司 プロデューサー/田中栄子
アニメーション制作/STUDIO4°C
製作/「火の鳥 エデンの花」製作委員会
配給/ハピネットファントム・スタジオ
(C)Beyond C.

《仲瀬 コウタロウ》
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