中村悠一・櫻井孝宏が「Project Itoh」の最終作『虐殺器官』を語る 完成披露上映会レポ | アニメ!アニメ!

中村悠一・櫻井孝宏が「Project Itoh」の最終作『虐殺器官』を語る 完成披露上映会レポ

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『虐殺器官』が2月3日から公開されることを記念し、1月28日、お台場シネマメディアージュで「虐殺器官」完成披露上映会を実施。上映前にクラヴィス・シェパード役の中村悠一とジョン・ポール役の櫻井孝宏、三上哲、石川界人、山本幸治プロデューサーが舞台挨拶をおこなった。

作家・伊藤計劃(いとうけいかく)の原作小説3作品を劇場アニメ化していく「Project Itoh」。『屍者の帝国』、『ハーモニー』に続き、3作目の伊藤計劃デビュー作『虐殺器官』でプロジェクトが完了となる。本作は、徹底的な管理体制に移行した先進国と、内戦と大量虐殺が増加した後進国が存在する世界が舞台に、人間の身体に備わり、虐殺を引き起こす「虐殺器官」を巡るSF作品だ。

制作会社が倒産し、制作続行不可能と言われながらも、完成まで至った本作。作品に対する思いを聞かれた中村は「(アフレコをしたのが2015年1月だったため)大筋の話は覚えていましたが、作品を見たときに、こんなんだっけ、こういうふうにやってたっけとか、新鮮な気持ちでした」とコメントした。櫻井は「考えさせられる作品。人生観が変わる人もいるのでは」と作品の奥深さについて語り、三上は「ホッとしたというか、形になってくれて嬉しい」と安堵の気持ちを打ち明けてくれた。そして『虐殺器官』完成のために、一からスタジオを建てたという山本プロデューサーは「いっそやめた方が楽じゃないかと思った時もある。でも、やらなければと。私のプロデューサー人生がかかっているので、とにかく細かいところまでこだわりました。完成したのも昨日の朝だったんです。だからこそ、かなりいいものになったと思います」と熱いコメントを残した。

それぞれが演じたキャラクターについて、中村は「クラヴィスは一般の人の代表。いわば、視聴者側です。演じるにあたってはニュートラルに演じることができました」と語り、櫻井「ジョン・ポールは“虐殺の王”と呼ばれている、ミステリアスで悪いやつという形で登場します。クラヴィスと相見えたときから生まれるもの、それを見て確かめていただきたい」と物語のキーパーソンの見どころを話した。

そして「あなたが備わっている○○器官は?」という質問に、普段からソーシャルゲームに興じるという中村は「“(ガチャを)ついつい回しちゃう器官”を政府によって埋め込まれています。次はいいものが出るんじゃないかな、ってついつい回して、毎月散財してます。わかっちゃいるけどやめられない…」と回答。石川は「人に褒められても、この人はどんな意図で発言してるんだろう、こうやって褒めてどうして俺を取り込みたいんだ、俺の価値って…みたいに考えてしまうので、“ネガティブ器官”があるんじゃないかな」と答え、会場は大いに盛り上がった。

最後に中村が「原作ファンの方は原作との違いを楽しんでいただきたい。アニメをご覧になった方は、伊藤計劃さんが原作に込めたメッセージや伝えたいものを感じてもらいたいです」と訴え、舞台挨拶を締めくくった。

『虐殺器官』
2月3日(金)より公開

(C)Project Itoh/GENOCIDAL ORGAN
《冴島友貴》
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