5月11日からフランスで開幕する第69回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に、マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット原作・脚本・監督の『レッドタートル ある島の物語』が出品されることになった。『岸辺のふたり』で世界中から絶賛されたマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィットが満を持して世に届ける長編アニメーション映画である。2Dで詩情たっぷりの物語と映像を描く。作品は日本のスタジオジブリとフランスのワイルドバンチが製作、さらに高畑勲がアーティスティック・プロデューサーに参加する。日本のアニメーション界とも縁の深い作品ともなっている。カンヌ国際映画祭は、ベルリン国際映画祭と並び、世界で最も知られた映画祭として、毎年、高い注目を浴びている。なかでもコンペティションは、世界中から集まった優れた作品が競い合うイベントの華である。カンヌではオフィシャルコンペの他に、独自の視点を持つ作品を集めた「ある視点」部門を設けている。作品賞、審査員特別賞、最優秀監督賞、新人賞などが選ばれる。日本からは2008年に黒沢清監督が『トウキョウソナタ』で受賞したことで知られている。例年20本程度がコンペインするが、アニメーション作品のセレクトは珍しい。『レッドタートル ある島の物語』が映画祭でどのような評価を受けるのか大きな関心が集まりそうだ。もうひとつ注目されるのは、本作がスタジオジブリの製作となっている点だ。国内では2014年の『思い出のマーニー』以来、長編アニメーションの制作が休止しているが、こちらはフランスでフランスの監督が制作する。スタジオジブリのこれまでにないかたちの取組となっている。日本では2016年9月17日より、全国東宝系で公開される予定だ。2016年の注目の一本と言っていいだろう。『レッドタートル ある島の物語』9月17日(土)全国東宝系にてロードショー原作・脚本・監督: マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット脚本: パスカル・フェランアーティスティック・プロデューサー: 高畑勲音楽: ローラン・ペレズ・デル・マール製作: スタジオジブリ ワイルドバンチ配給: 東宝
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