朝日新聞社が主催する第20回手塚治虫文化賞のマンガ大賞候補作品が、2月26日に発表された。審査対象となったのは、2015年に刊行されたマンガ単行本だ。書店員やマンガ関係者に推薦を参考にし、8人の選考委員が持ち点15点で各作品に投票、合議制で上位7作品が候補に決定した。今回ノミネートされた作品は、アニメ化や実写化された作品など、いずれも話題作ばかりだ。書店員・マンガ関係者推薦で1位を獲得した高野苺の『orange』をはじめ、野田サトルの『ゴールデンカムイ』、谷口ジローと久住昌之の『孤独のグルメ』、末次由紀の『ちはやふる』、高浜寛の『蝶のみちゆき』、一ノ関圭の『鼻紙写楽』、あずまきよひこ『よつばと!』の7作品が選出された。手塚治虫文化賞は、日本のマンガ文化発展に大きな功績を残した手塚治虫の業績を記念し、その志を継いでさらなる発展を目指すため朝日新聞社が1997年に創設した。年間を通じて最も優れた作品に贈られる「マンガ大賞」のほか、斬新な表現など清新な才能の作者に贈られる「新生賞」、短編や4コマを大賞とした「短編賞」、そのほかマンガ文化発展に寄与したものに贈らえる「特別賞」がある。第20回の選考委員は、作家のあさのあつこ、マンガ家の里中満智子、学習院大学教授の中条省平、まんが編集者の中野晴行、マンガ解説者の南 信長、マンガ家のみなもと太郎、マンガ研究者のヤマダトモコ、そして新任として女優の杏など、幅広い面々が務めた。マンガ大賞ほか新生賞、短編賞の受賞結果は、4月下旬に朝日新聞紙面にて発表予定。マンガ大賞の贈呈式および記念イベントを5月29日、東京・有楽町朝日ホールにて開催される。■ 「マンガ大賞」最終候補作品 『orange』 高野苺 『ゴールデンカムイ』 野田サトル『孤独のグルメ』 漫画:谷口ジロー 原作:久住昌之『ちはやふる』 末次由紀 『蝶のみちゆき』 高浜寛 『鼻紙写楽』 一ノ関圭 『よつばと!』 あずまきよひこ
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