「サンダーバード ARE GO」50年経ても新しい魅力が満載【2015年の一本】 | アニメ!アニメ!

「サンダーバード ARE GO」50年経ても新しい魅力が満載【2015年の一本】

「アニメ!アニメ!編集部とライターの選ぶ2015年の一本」今回はアニメ!アニメ!編集部のタカロクから『サンダーバード ARE GO』です。

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2015年は本数が多かったこともあり、流れるようにアニメが通り過ぎて行った年だった。良い作品も多く迷いに迷ったが、「2015年の一本」には『サンダーバード ARE GO』を推したい。

『サンダーバード ARE GO』は1965年にイギリスで誕生した『サンダーバード』のリメイク作品だ。物語はインターナショナル・レスキュー(国際救助隊)のトレーシー5人兄弟を中心としたメンバーたちが救助活動をする姿を描いている。そこには少年たちが目を輝かせるようなメカがたくさん登場し、今でも根強いファンの多くいる作品だ。
50年の時を経た本作は、前作と同じくミニチュア、そして最新のCGが駆使されたアニメーションとして生まれ変わった。

放送当時はまだ生まれておらず、『サンダーバード』で知っているのは個性的な人形といかつい声のカウントダウン、勇ましい音楽ぐらいだった。あとは男性が好む作品という印象はあったが、興味はあまりなかった。
しかし見始めたらついのめり込んでしまって「2015年の一本」に選ぶまでに至った。全てがカッコ良くて、今だからこその新しさがある。後ろ向きで流れながらコスチュームを装着するところや、プールが開いて1号が発進するところにはツッコミたくなるものの、いつの間にかそのシーンに喜んでいる自分がいた。50年前と設定がほとんど変わっていないと聞いて本当に驚きだ。クリエイターたちの先見の眼にただただひれ伏したい。

魅力はたくさんあるので厳選して語るが、危険から人を守り、悪い奴が時々邪魔をしてくる。というストーリーが分かりやすい。そしてその単純明快なストーリー、ビジュアル、設定のバランスが良い。そしてなんといってもメカ、装置や秘密基地!最初はサンダーバードをただの乗り物としてしか見ていなかったものの、どんどん愛着がわいて好きになった。秘密基地は日帰りで良いから行きたいと切に願う。
視聴時には小さい子や還暦近くの大人もいたが、全員が「面白い!」と話していた。それも非常に納得で、世代を選ばない作品だと感じた。

2016年には第2シーズンが放送予定とのことで、とにかく楽しみだ。自分のデスクにサンダーバードが並ぶ日もそう遅くないかもしれない。

▽プロフィール
タカロク
ガンダムや乙女ゲームをこよなく愛するアニメ!アニメ!編集部。劇団ドドドドドド主宰。
《タカロク》
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