Panzer Vor!2015年の話題映画を振り返る: 「ガールズ&パンツァー 劇場版」

レビュー

2015年に話題となった映画を振り返る第2本目は、豊富に盛り込まれた戦車描写から話題となった水島努監督の映画作品『ガールズ&パンツァー 劇場版』だ。
劇場版は、TVシリーズ『ガールズ&パンツァー』の続編として制作されたものだ。あらすじは、主人公である西住みほを中心とした大洗女子学園のメンバー達が再び戦車に乗り込み、かつて敵対した各高校と共同してエキシビジョンマッチで戦いを繰り広げるというもの。

本編では、TVシリーズに登場した4号戦車H型などの既存のものに加えて、九七式中戦車(旧砲塔/新砲塔)、九五式軽戦車、クルセイダーMk.IIIの他にも、M26パーシングや超重戦車T28、M24チャーフィーの新規車両も多数描写。TVシリーズを上回る戦車描写や、ド迫力の砲撃戦が繰り広げられた。大洗町の市街地や森林で繰り広げられる戦いはもちろんのこと、遊園地を舞台にしたトリッキーな戦いも手に汗握る戦闘場面の一つだ。
また、制作にはオンラインタンクバトル「World of Tanks」を運営するベラルーシのゲーム会社Wargaming.netが協力しており、センチュリオンやBT-42などの資料が提供された。

戦車戦を中心に語られる本作では、一際光る魅力として迫力満点のサウンドがある。これは大音響を鳴らせる映画館ならではのものであり、砲撃や着弾、砲弾を装甲が弾く音、エンジン音、履帯の稼働音などが体の芯まで響くほどだ。そのため、劇場で音の迫力に酔いしれたファンも多いという。
これらの要素から、劇場版はTVシリーズファンだけでなく映画からの新規層も獲得した。なお、2015年11月21日に映画が公開されてから約1ヶ月ほど経過しているが、今なお公開中の劇場が多数あるのでこれから鑑賞予定のユーザーにも安心だろう。

《G.Suzuki》

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