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「心が叫びたがってるんだ。」が興収10億円突破 劇場オリジナルで快挙

劇場映画『心が叫びたがってるんだ。』が、息の長い人気を博している。公開から約1ヶ月半、11月1日にはいよいよ興行収入10億円を突破した。

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「心が叫びたがってるんだ。」が興収10億円突破 劇場オリジナルで快挙
  • 「心が叫びたがってるんだ。」が興収10億円突破 劇場オリジナルで快挙
  • (C)KOKOSAKE PROJECT
9月19日に全国公開したオリジナルアニメの劇場映画『心が叫びたがってるんだ。』が、息の長い人気を博している。公開から約1ヶ月半、11月1日にはいよいよ興行収入10億円を突破した。
11月1日には公開から55回目になる本作の舞台挨拶が行なわれた。長井龍雪監督、田中将賀(キャラクターデザイン・総作画監督)、岡田麿里(脚本)らのスタッフ陣、さらに順役の水瀬いのり、拓実役の内山昂輝、音楽のミト(クラムボン)らが登壇した。そこで「10億円突破!」の文字が書かれたくす玉を割るサプライズが行なわれた。

配給の発表によれば、11月1日までの累計興収は10億1529万3050円、累計動員数は74万4901人となる。これは同じスタッフが手がけた大ヒットになった『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(『あの花』)より12日早い達成となっている。『あの花』は最終興収が10.4億円だっただけに、『心が叫びたがってるんだ。』も、まだまだ多くの人が劇場に足を運びそうだ。

『心が叫びたがってるんだ。』は、昔あった出来事からしゃべることを封印した女子高生の順がミュージカルの主人公に選ばれたことから起きる物語だ。登場するそれぞれのキャラクターが、それぞれ心の葛藤を抱えている。秩父を舞台に揺れ動く心情を鮮やかに描きだす青春群像劇になっている。
長井龍雪、岡田麿里、田中将賀と、『あの花』の中核スタッフが新たに挑んだ完全オリジナル。『あの花』とはまた異なった趣を持ちつつ、観る者に共感を与える。公開以来、高い評価と支持を集め、口コミで人気を広げている。これが興収10億円突破につながったと言っていいだろう。

近年は、劇場アニメが盛況だが、劇場向けに制作されたオリジナルアニメが大ヒットを収めるのはハードルが高い。多くの映画はマンガや小説、ゲームなどの原作があり、あるいはテレビ放送を経ての劇場展開だ。
原作・原案からスタートして、興収が10億円を超えるのは、長い劇場アニメの歴史でもスタジオジブリ作品、大友克洋作品、細田守作品などに限られている。今後も長井龍雪、岡田麿里、田中将賀のチームには大きな期待がかかりそうだ。

『心が叫びたがってるんだ。』
全国大ヒット公開中!
(C)KOKOSAKE PROJECT
配給: アニプレックス
制作: A-1 Pictures 製作: 「心が叫びたがってるんだ。」製作委員会 
《animeanime》
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