LAのアニメエキスポ、参加者延べ28万人へ 過去最高を大幅更新の見込み | アニメ!アニメ!

LAのアニメエキスポ、参加者延べ28万人へ 過去最高を大幅更新の見込み

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北米最大の日本アニメ・マンガのイベントとして知られるロサンゼルスのアニメエキスポ(ANIME EXPO)が、相変わらず急成長を続けている。アニメエキスポを運営する日本アニメーション振興会(SPJA)は、2015年7月2日から5日までのイベント参加者が過去最高の10万人を超える見込みであることを明らかにした。また開催4日間の延べ人数では28万人に達すると予想する。
アニメエキスポは1992年にスタート、米国を代表する日本アニメイベントとして広く知られている。日本からの豪華なゲストやコスプレ、トークパネルなどで人気を呼んでいる。2015年はももいろクローバーZの単独大型ライブや『リトルウイッチアカデミア』などプレミア上映といったここだけの企画が数多く実施される。

アニメエキスポは90年代初頭から2000年代半ばにかけて成長を続けた。2000年代後半には一時停滞をしたが、2010年代になると再び参加者を大きく伸ばしている。2013年の参加者は6万1000人(延べ18万人)、2014年は8万人(同22万人)と、とりわけ過去2年間は拡大が著しい。2015年はそれが10万人の大台突破となる。
これは現地の日本アニメ・マンガの人気動向も反映していそうだ。米国での日本アニメ人気は『ポケットモンスター』や『ドラゴンボール』『NARUTO』などに牽引され2000年代初頭にかけて大きなブームを作り出した。しかし、2000年代半ばに入るとブームは去り、インターネット上の海賊版の氾濫がアニメ、マンガの関連企業の収益を圧迫し、撤退に追い込まれる会社が相次いだ。
一方、2010年代に入るとインターネットでの正規動画配信、マンガ配信、そして日本との同時展開が進み、それがこれまでにないカジュアルなファンを掴むようになった。アニメは米国の動画配信で最も人気のある分野のひとつとされている。これが米国各地のアニメコンベンションの動員を押し上げ、参加者記録を更新するケースが増えている。日本アニメ・マンガの復活を感じさせる現象だ。

テレビやショッピングセンターの店頭でなく、インターネットやコンベンションで盛り上がる日本アニメは、それでも米国文化全体からは依然、サブカルチャーではある。
しかし、一方でその存在感の大きさや、経済効果は無視できなくなっている。アニメエキスポの参加者10万人は、日本アニメ・マンガジャンルを超え、米国のポップカルチャー全体でも、約13万人とされるサンディエゴ・コミコン、ニューヨーク・コミコンに続く規模になる。

そうしたなかで米国を代表する大型施設であるロサンゼルス・コンベンションセンターは、SPJAとイベント会場使用で5年間の長期契約を結んだ。2015年だけでなく2019年まで、アニメエキスポの会場をロサンゼルス・コンベンションセンター(LACC)とする。LACCによればアニメエキスポの地元への経済効果は70億円超(5500万ドル)になるという。
アニメエキスポの開催はロサンゼルス市にとっても、望ましいものだろう。LACC周辺は、かつては荒廃していたダウンタウンの再開発地区にある。若者が多く訪れるアニメエキスポは、ダウンタウンの活性化に大きな役割を果たす。
一方、アニメエキスポにとっても長期契約は有難い。かつてはアナハイムやロングビーチでも開催されたが、現在の規模で開催を独立記念日の前後に絞れば西海岸で確保できる会場はほとんどない。長期契約は安定的開催を保証する。
今後5年間、アニメエキスポの成長、日本アニメ・マンガの人気は続くのか。北米における日本ポップカルチャーの人気の指標として、米国だけでなく日本の関係者からも引き続き関心を呼びそうだ。
[数土直志]

[/アニメ!アニメ!ビズ/www.animeanime.bizより転載記事]
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