朝日新聞出版が刊行する週刊誌「AERA」の3月5日号(2月23日発売)表紙に、“赤い彗星”ことシャア・アズナブルが登場した。これはこの号の「ガンダム」特集に合わせたものである。表紙への起用にあたり、安彦良和氏がシャア・アズナブルのイラストを描き下ろした。安彦氏は1979年に放送開始した『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイン、2月28日から劇場上映する『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』の総監督を務めている。ガンダムシリーズの顔のひとりである。「AERA」の表紙の人は、各界の著名人、話題の人が起用されることで知られる。通常は、実在の人物が飾っている。しかし今回は異例のアニメのキャラクターを雑誌の顔を飾る。シャア・アズナブルは、ガンダムの世界ではスペースコロニー・サイド3の地球からの独立を唱えたジオン・ズム・ダイクンの息子キャスバルとして生まれる。父の死後、国を追われたキャスバルはシャア・アズナブルとなり戦場に姿をみせる。『機動戦士ガンダム』の主人公アムロの宿敵でもあり、シリーズで屈指の人気を誇る。今回の特集にあたっては、「AERA」名物の駄洒落のキャッチコピーも「よっシャア!」となっている。また巻頭特集に英語が取り上げられていることから「見せてもらおうか、君の英語力とやらを」をというセリフも表紙には添えられている。一方ガンダム特集は「ガンダムは人生の師なり」よして多角的に作品を捉えている。「厳選MS46体」や「ガンダムから考える中東政治と「相互理解」の尊さ」、「地球連邦軍vsジオン軍で考える「正義」の定義」など気になる見出しが並ぶ。さらにシャア・アズナブルの女性遍歴と彼の恋愛哲学を特集するという。安彦氏のコラムも収録と、ガンダムファンには見逃せない1冊になりそうだ。『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』/http://gundam-the-origin.net2月28日(土)~3月13日(金)2週間限定全国13館にてイベント上映『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』(C)創通・サンライズ
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