「10年続いたら本物」先代声優の言葉に“ドラえもん”が涙 劇場シリーズ35周年トークイベント

イベント・レポート

2月14日、神保町シアターにて『映画ドラえもん』35周年を記念し「ドラえもん映画祭2015スペシャルトークショー」が開催された。3月7日にシリーズ35作目となる『映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)』に先立って行われたものだ。
会場には、現在ドラえもんの声優を務めている水田わさびさん、野比のび太役の大原めぐみさんが登場。さらに両声優にも内緒のスペシャルゲストとして、劇場版25作目まで声優を務めた野比のび太役の小原乃梨子さん、源しずか役の野村道子さんが登場した。先輩声優のねぎらいの言葉に水田さんと大原さんが感極まり涙するなど、感動的なイベントとなった。

まず水田さんと大原さんが登場し、10年の軌跡を振り返った。水田さんは「“10年”というのは言葉にすると長いですが、あっという間でした」とコメントし、大原さんも「最初の頃はほとんど覚えてません。とにかく一回一回全力でやっていましたので」と語った。さらにオーディションの様子や合格時の感想を感慨深く思い返した。

そして会場には、サプライズとして先代声優で源しずか役の野村道子さん、野比のび太役の小原乃梨子さんが登場。これに対し水田さんと大原さんもは「すごい!」と喜びつつも驚いた様子を見せる。
その後4人によるクロストークが行われると、小原さんと野村さんが「ドラえもん」現役声優時代を懐かしげに振り返った。さらに話題が原作者の藤子・F・不二雄さんに移ると、小原さんは楽しげな想い出話を披露し、野村さんは「冗談ばっかりおっしゃる、すごい楽しい方だった」と懐かしげに振り返った。

一番思い入れの深い映画シリーズを聞かれると小原さんは、「のび太と恐竜」と答えた。その理由を藤子・F・不二雄さんとのエピソードを交えつつ「先生は『のび太は僕なんですよ』とおっしゃった。『僕、運動とか全然ダメで、僕の夢は映画をつくって大きな画面の中でのび太くんや仲間が活躍することなんです』と。先生の夢が実現してうれしかった」と語った。
一方水田さんは、声優陣が交代して最初の劇場作「のび太の恐竜2006」を挙げた。当時新キャストの重圧に苦悩していたことを明かし「すぐにクビになると思っていたので、『のび太の恐竜2006』ができると知って、続けられるんだと思った」と話した。
それを受けて小原さんは「いきなり重い役をやるから大変だったでしょ。でも10年続いたら本物!」と激励。その熱い言葉に水田さんと大原さんは、感極まり涙を零した。

最後に大原さんは「今日は小原さんと野村さんにお会いできて、とっても嬉しかったです。皆さんに恥じないように一生懸命がんばりますので応援お願いします!」とコメント。
そして水田さんが「今日は本当にびっくりしました! おふたりにお話を聞けてすごいパワーをたくさんもらうことができました。明日からまた頑張ろうと思えたので、今後ともドラえもんをよろしくお願いします!」とファンに語りかけイベントを締めくくった。

映画ドラえもん35周年記念サイト
http://dora-movie.com/top.html

『映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)』
2015年3月7日(土) 全国ロードショー
http://doraeiga.com/2015/
《沖本茂義》

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