原恵一監督の待望の新作長編アニメの正式タイトルが決定、また公開時期も明らかにされた。これまで杉浦日向子のマンガ『百日紅』を原作にするとしていたが、『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』が正式タイトルになる。日本を代表する浮世絵師・葛飾北斎の娘であるお栄のキャラクターをタイトルにも反映させた。また映画公開時期は5月、初夏に期待の新作が姿を見せる。さらに女浮世絵師であるお栄の声を杏が演じることも発表された。1月20日には公式サイトも立ち上がり、映画公開に向け動き出す。『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』は、『カラフル』や『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』などで高い評価を受ける原恵一監督の5年ぶりの長編アニメ映画となる。途中2013年には実写映画『はじまりのみち』といった傑作はあるが、多くのファンにとって遂に新作アニメ完成と感慨深いものだろう。原監督が新たな映画の題材に選んだのは、江戸時代に活躍した女浮世絵師だった。江戸風俗研究家としても知られた杉浦日向子の傑作を映像化する。そこにはお栄の父・葛飾北斎や妹、仲間たちとともに自由闊達に生きる姿が江戸の四季をとおして描かれる。お栄の声を演じる杏は、今回が初の長篇アニメーションの声優となる。杏は「声のお仕事に興味があり、いつか挑戦してみたいと思っていたところ、主演、それも昔からファンだった杉浦日向子さんの作品ということで大変驚きました」と起用への喜びを語る。また作品の好きなところとして「タイムスリップしたかのような描写、江戸っ子の心の機微が好き」と、そしてお栄については「絵の天才的な能力が備わった、一風変わった女性。遠近法や影の描写など、西洋の画風も積極的に取り込んだり、晩年は行方知れずだったり、ミステリアスで興味深い女性です」と役作りも万全だ。アフレコ収録は1月末からを予定、4月には作品が完成する予定だ。アニメーション制作は、原恵一監督とは今回が初の取り組みとなるプロダクション I.Gだ。数々の傑作長編アニメを生み出してきた伝統がここでも発揮されそうだ。映画は完成後、海外での上映や映画祭への出品も視野に入れている。日本を代表する作品に仕上がるに違いない。国内そして、海外での活躍が期待される。原恵一監督の杏さん起用理由「制作当初、コンテ作業のタイミングから、お栄を杏さんに演じて頂きたいと考えていました。ドラマ「キルトの家」が役者としての杏さんを意識するきっかけになり、その後も自然な演技が印象的な方だなと思っていました。一方で、バラエティ番組で豪快な負けっぷりをされている姿を拝見し、落ち着いてどっしりとしていらっしゃるが、少し風変わりでおもしろい女性だなと思いました。また歴史好きというところから、杉浦さんがお好きなのではと思い、今回のオファーに至りました。」『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』2015年5月全国ロードショーhttp://sarusuberi-movie.com主演: 杏原作: 杉浦日向子「百日紅」監督: 原恵一制作: Production I.G 配給: 東京テアトル『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』(C)2014-2015杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会
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