「幼児視聴率調査」をNHK放送文化研究所が公表 5・6歳視聴率トップに「妖怪ウォッチ」

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NHK放送文化研究所は、東京圏に住む2歳から6歳の幼児のテレビ視聴と録画番組・DVDの利用状況を調査報告として発表した。これは2014年6月に行った「幼児視聴率調査」の結果に基づいたものだ。
子どもたちのテレビや映像番組に対する接し方について理解する有用な情報となっている。また、視聴番組にアニメも数多く含まれており、通常の調査では判り難い幼児の人気アニメについて知る資料になっている。

調査報告で特に大きな情報は、テレビの視聴時間だろう。2歳から6歳の1日のテレビ視聴時間は、1時間49分で昨年と同じとなった。しかし、1996年以来、最低の水準で長期低落傾向が続いている。1990年代後半から2000年代初頭にかけてのおよそ2時間半から約3割減である。
このうちNHKの視聴が47分、民放が1時間4分を占める。視聴時間では民放がNHKを上回るが、約10年前の2003年にはNHKは56分、民放は1時間33分と民放の落ち込みがより大きい。NHKの視聴の8割はEテレが占めており、幼児のテレビ視聴におけるEテレの存在感の大きさが窺われる。

人気のある番組は、『サザエさん』(視聴率35.3%:フジテレビ)、『ちびまる子ちゃん』(32.5%:フジテレビ)、『ドラえもん』(28.1%:テレビ朝日)、『おかあさんといっしょ』(27.6%:Eテレ)などとなっている。通常の視聴率よりかなり高くなっている。またアニメが多いのも特徴だ。
『ハピネスチャージプリキュア!』(25.7%:テレビ朝日)や『仮面ライダー鎧武』(25.3%:テレビ朝日)などロングランのシリーズの人気が高い。一方で、新番組の『妖怪ウォッチ』(26.6%:テレビ東京)が幼児全体で6位、5・6歳では1位と大きな人気を掴んでいる。

テレビに替わって利用が増えているのが録画DVDである。調査では録画番組と市販のDVDを合わせて調査している。
放送文化研究所によれば、まず録画DVDの週間接触率は上昇しており2006年に70.9%だったものが今回は84.1%だった。録画再生時間も2000年代の30分~40分に対して、2014年は54分と伸びている。これはテレビ視聴の約5割にあたる水準だ。番組の視聴方法が次第に変化していることが分かる。

全体の番組視聴では、すでに動画配信が大きなテーマとなっている。幼児に向けても、今後は動画視聴が大きなテーマになるとみられる。しかし、今回の「幼児視聴率調査」では、動画配信にはあまり多くを割かれていない。それでも3割強の幼児が動画配信を利用していることが分かる。
NHK放送文化研究所のサイトでは、14ページにわたり今回のレポートを掲載しており、詳細はそこで読める。

放送文化研究所
幼児のテレビ視聴と録画番組・DVDの利用状況
~2014年6月「幼児視聴率調査」から~
http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/yoron/rating/020.html

[/アニメ!アニメ!ビズより転載記事]
《animeanime》

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