11月15日に全国13館の小規模な劇場公開でスタートした『楽園追放- Expelled from Paradise-』が、前評判の高さ、そして公開後は口コミでその人気を拡大している。 公開3週目の週末で、累計興収は早くも1億円を突破した。この規模の公開では異例のヒットになっている。公開から15日間、11月15日から30日までの興収は1億772万5100円、動員は6万5854人に達した。公開からこれまで客足がほとんど落ちていないのが特徴だ。
ヒットの原因は、王道なSFストーリーを真っ直ぐに描いていること、そしてセルタッチのCGアニメという話題の大きさなどがありそうだ。加えて原作をニトロプラスと東映アニメーションという異色の組み合わせ、監督に水島精二、脚本に虚淵玄というヒットメーカーがタッグを組んでいることもありそうだ。 作品の口コミはまだまだ広がりを見せている。今後のさらなる興行、そして映像ソフトに売上げ拡大は続きそうだ。同時に、『楽園追放- Expelled from Paradise-』は2014年のアニメシーンを代表する1本として、確固たる地位を築いたと言えそうだ。