映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン監督が、第27回東京国際映画祭の審査委員長に就任した。東京国際映画祭史上3番目に若い44歳での抜擢であり、その発言に全世界から熱い視線が注がれることになりそうだ。ジェームズ・ガン監督の起用は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の世界的成功が決め手となった。8月1日(金)から全米4080館で公開された本作は、現時点で全米興行収入3億1540万ドルを突破している。この数字は『アメイジング・スパイダーマン2』や『GODZILLA ゴジラ』などの人気作を抑え、2014年第1位の記録である。日本では9月13日(土)に全国595スクリーンで全国公開を迎えた。オープニング3日間の興行収入は3億を超え、洋画としては週末のオープニング第1位を獲得している。本作はSF作品ながら、女性客を中心とした幅広い年齢層のファンが人気を牽引している点も特徴である。都内の劇場では若いカップルや女性グループ、さらには家族連れも目立ち、マーベル・スタジオ作品のファン層を大きく広げるかたちとなった。東京国際映画祭の審査委員長は、グレゴリー・ペック、リチャード・D・ザナック、チャン・イーモウなど洋の東西を問わず、様々な監督やプロデューサー・俳優から選ばれてきた。44歳のジェームズ・ガン監督は、就任当時38歳のコン・リー、43歳のリュック・ベッソンに次ぐ若さでの抜擢となっている。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は早くも2017年にパート2の制作が発表された。次作への続投も決定したジェームズ・ガン監督が、審査委員長としてどのような手腕を発揮するのか。全世界注目の催しに期待したい。[高橋克則]『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』/http://marvel-japan.jp/GOG/東京国際映画祭/http://2014.tiff-jp.net/ja/
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