初音ミクの総合イベント「マジカルミライ 2014」の開催を翌日に控えた8月29日、一般のファン約100名限定で「マジカルミライ2014前夜祭 in ナレッジキャピタル」が開催された。トークショーでは、クリプトン・フューチャー・メディアの代表取締役社長・伊藤博之さん、初音ミクブームの火付け役であるOtomaniaさん、日本論の第一人者で高野山大学総務課長 飛鷹全法さんが登壇し、初音ミクに関しての話題を繰り広げた。
イベントは二部構成、世界的なポップカルチャーのムーブメントになっている初音ミクについて明かすものだ。まず第一部では初音ミクの生みの親ともいえる伊藤さんが"「つくる」をつくる"をテーマにトークを行った。 伊藤さんの話題は今年5月にインドネシアのジャカルタで開催された「MIKUEXPO 2014 in Indonesia」から始まった。MIKUEXPOは、日本から直接海外に 初音ミクを届ける大型プロジェクトとして注目を浴びている。ジャカルタはその第1弾だ。 伊藤さんは「会場に設置したメッセージボードには、各国の言葉でミクのイラストと“来てくれてありがとう”という言葉がたくさん書かれていて感動しました」と自身の体験を明かした。そして「コンサートだけではなく、初音ミクを通じて何かを学び・見て・考えるきっかけをこれからも作っていきたいです」と今後の意気込みを伝えた。