2014年4月放送開始のSFロボットアニメ『M3~ソノ黒キ鋼~』は、パイロットに選ばれた少年少女たちの群像劇と、謎が謎を呼ぶ展開で人気を集めている話題作だ。その世界観を解き明かす企画として、阿佐ヶ谷アニメストリートのコラボカフェ「SHIROBACO」ではコメンタリー上映会が毎週開催されている。7月4日の「第11話コメンタリー上映&第12話特別先行試写」には、出羽ササメ役の小岩井ことりさんと佐藤順一監督が出演し、ファンの目の前で様々なトークを繰り広げた。今回は親しみやすい雰囲気が評判の『M3』上映会について紹介しよう。イベント最大の特徴は、アニメ制作会社のサテライトが企画・プロデュースを務める「SHIROBACO」で行われる点にある。アニメファンと感動を共にしたいというコンセプトから生まれた「SHIROBACO」は、ステージと客席が非常に近い位置に設置されている。キャストやクリエイターの想いが直接伝わってくる距離感は、ここでしか味わえない醍醐味と言えるだろう。また「SHIROBACO」の店員は声優の卵たちが担当。接客だけでなくイベントと連動したコラボメニューの開発にも携わっており、『M3』の上映会ではゲストに合わせた新メニューが毎週考案されている。スタッフ全員で作品を盛り上げていこう意気込みが、一体感のあるムードを生み出す魅力的な会場となった。その居心地の良さはゲストのトークも加速させ、アフレコ現場のエピソードや制作秘話などが次々と飛び交うほどの熱気に包まれている。笑いや驚きの絶えない上映会は『M3』ファン必見の内容だ。7月4日開催のイベントは、MCの儀武ゆう子さんによるトークからスタート。先行上映会でも『M3』の司会を務め、作品を知り尽くしている彼女ならではの軽快な話術で、立ち見も出た大勢のファンを温めていった。続いて今回のゲストである小岩井ことりさんと佐藤順一監督が登壇すると、観客から大きな拍手が巻き起こった。まずは会場の全員がドリンクを持ち、イベント恒例の乾杯を行った。その音頭を任された小岩井さんは「『M3』のますますの繁栄を祈りまして、みなさまご唱和下さいませ」と両親から教わったとっておきの挨拶を披露。ファン同士が乾杯をする様子も見られ、フレンドリーな空気の中でコメンタリー上映に移った。『M3~ソノ黒キ鋼~』/http://m3-project.com/
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