「ガラスの仮面」舞台に命を燃やす北島マヤは不滅のヒロイン、渾身の舞台化 | アニメ!アニメ!

「ガラスの仮面」舞台に命を燃やす北島マヤは不滅のヒロイン、渾身の舞台化

不朽の名作『ガラスの仮面』、色褪せることのない金字塔的少女漫画、舞台に命を燃やす北島マヤは不滅のヒロイン、渾身の舞台化。

連載
注目記事
「ガラスの仮面」舞台に命を燃やす北島マヤは不滅のヒロイン、渾身の舞台化
  • 「ガラスの仮面」舞台に命を燃やす北島マヤは不滅のヒロイン、渾身の舞台化
  • 「ガラスの仮面」舞台に命を燃やす北島マヤは不滅のヒロイン、渾身の舞台化
  • 「ガラスの仮面」舞台に命を燃やす北島マヤは不滅のヒロイン、渾身の舞台化
  • 「ガラスの仮面」舞台に命を燃やす北島マヤは不滅のヒロイン、渾身の舞台化
  • 『ガラスの仮面』 (C)美内すずえ
  • 「ガラスの仮面」舞台に命を燃やす北島マヤは不滅のヒロイン、渾身の舞台化
  • 「ガラスの仮面」舞台に命を燃やす北島マヤは不滅のヒロイン、渾身の舞台化
  • 「ガラスの仮面」舞台に命を燃やす北島マヤは不滅のヒロイン、渾身の舞台化
高浩美のアニメ×ステージ&
ミュージカル談義
[取材・構成: 高浩美]

不朽の名作『ガラスの仮面』、
色褪せることのない金字塔的少女漫画、
舞台に命を燃やす北島マヤは不滅のヒロイン、渾身の舞台化!


■ 美内すずえ「この(舞台)作品は、漫画から放れたのですが、すごく良く出来ているので是非観てほしい」。

何度も舞台化して、その都度“キャストは?”“演出は”と演劇界を賑わせる作品『ガラスの仮面』。1975年に『花とゆめ』で連載開始され、30年以上もの長きにわたって連載。現在までに単行本は49巻(白水社)まで刊行されている。
また、演劇を題材にしている故、劇中劇が多い。『奇跡の人』や『嵐が丘』等の有名な作品も登場するが、ほとんどは原作者によるオリジナル。その劇中劇はストーリー性が豊かで描写も細かい。こういった点が『ガラスの仮面』をより面白くしている要素のひとつとなっている。

さらに魅力的な登場人物たちの存在も、もちろん見逃せない。北島マヤは一見平凡な少女だが、演劇を通じて成長し、様々な困難や伝統に立ち向かう様は例えば役を掴むために“滝に打たれる”など少々オーバーではあるが、そういった姿勢と行動からドラマ性が生まれ、物語が力強くなっていくのである。
北島マヤのライバルである姫川亜弓は芸能界では“サラブレッド”と言われ、その美貌と才能は周囲からも認められていた。そんな彼女の前にマヤという平凡に見えて実はとてつもなく非凡な少女が登場し、その存在に震撼する。その構図も見逃せない。さらにマヤの才能を評価する月影千草、マヤに一目惚れする桜小路優、“紫のバラの人”こと速水真澄等、個性的なキャラクターも揃っている。
演劇という題材もさることながら、ドラマチックな展開、人間関係が舞台化向き、いや、舞台だけでなく、アニメ、テレビドラマ化もしている。つまり、永久不滅のパーマネントコンテンツと言えるのではないだろうか。

7月の暑い最中に稽古場で合同取材があった。なんと原作者の美内すずえも応援に駆け付け、出演者一同、大感激。
美内すずえは「稽古を貫地谷さんがマヤちゃんやっている。マリコさんが踊っているのを見て、ここを取り入れればよかったかなと思いました。一路さんのスカートの横のラインのシルエットが月影先生にそっくりで、すごく楽しく稽古を観せていだだきました。新鮮な感じで観客の目線でみさせてもらいました。誰よりも知っている物語、原作、今回の、劇中劇、二重構造で取材している気持ちになりました。この(舞台)作品は、漫画から放れたのですが、すごく良く出来ているので是非観てほしい」と最大級のエールを送った。

月影千草を演じる一路真輝は「貫地谷さんマリコさんの若い二人ががんばっています。私も幸せです。いっぱいいっぱいパワーをお客様に届けたいです」と語った。

北島マヤ演じる貫地谷しほりは「美内先生の前で演じて、すごく緊張しています。それで先程の稽古の時、たいせつな台詞を、すごい世界、演劇の熱い世界がくりひろげられています。熱すぎてやけどしてしまいそう!役に負けない様がんばらなくては……。高校生の時に出会った作品なので楽しみです。高校生の時に出会ったとき、感じたことを詰め込んで……頑張ります!」
《高浩美》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集