モノクロ版「パーマン」初ソフト化実現 発表から47年後のDVD BOX発売 | アニメ!アニメ!

モノクロ版「パーマン」初ソフト化実現 発表から47年後のDVD BOX発売

1967年より放送されたモノクロ版TVアニメ『パーマン』のDVD BOX化が決定した。11月5日に上下巻が同時リリースされる。本邦初のソフト化だ。

ニュース
注目記事
藤子・F・不二雄 生誕80周年とトムス・エンタテインメント アニメ制作50周年を記念して、往年の傑作テレビアニメが帰ってくる。1967年より放送されたモノクロ版テレビアニメ『パーマン』のDVD BOX化が決定した。
全108話が上・下巻に収録され、キングレコードより2014年11月5日に同時リリースされる。1967年の『パーマン』が、映像ソフトになるのは今回が初である。

『パーマン』は藤子不二雄アニメ第1弾『オバケのQ太郎』の後番組として放送された。日常ギャグと少年ヒーロー活劇を融合させた本作は大きな人気を獲得したものの、モノクロ作品ゆえに30年以上も本格的な再放送やソフト化に恵まれていなかった。
見どころは東京ムービー(現トムス・エンタテインメント)とスタジオ・ゼロによる共同制作だろう。数々の有名マンガ家も制作に参加したスタジオ・ゼロによる作品が鑑賞出来る貴重な機会となる。

DVD BOX化にあたり、今回は約2年にわたる丁寧なレストア作業を行いデジタルニューマスター化した。現存していたエピソードを可能な限り発掘収録している。
藤子アニメ史上に輝く名編と全世代のファンに名高い最終回の2本「パー子という名の女の子の巻」「パーマンよいつまでもの巻」まで見どころ満載だ。

本作は「週刊少年サンデー」(小学館)や学習誌などに掲載されたエピソードをベースとしつつ、随所にオリジナル編も盛り込んでいる。DVD BOXには一部未収録話数や音声のみ収録のエピソードがあるものの、コレクション、資料として歴史的価値も高いアイテムとなっている。

スタッフは後に大きな業績を成し遂げる豪華なメンバーが集結した。作画監督には杉並アニメーションミュージアム館長を務めている鈴木伸一さん、Aプロダクション(現シンエイ動画)創立者の楠部大吉郎さん、「ドラえもん」シリーズを手がける芝山努さんなど、名だたる面々が揃った。
演出には『超電磁ロボ コン・バトラーV』『闘将ダイモス』の長浜忠夫さん、『ルパン三世』第1シリーズの初期に演出を務め、映画『走れメロス』などの代表作を持つ大隈正秋さんが参加している。
幻の名作を、当時のままに堪能することができる。価格は上・下巻ともに各12000円(すべて税抜)となる。
[高橋克則]

「モノクロ版TVアニメ パーマン DVD BOX」
/http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=44618

発売日: 11月5日
価格: 各12000円(すべて税抜)
《高橋克則》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集