3月23日、東京ビッグサイトで開催されたAnimeJapan 2014のアニメビジネスセミナーでアニメプロデューサーの仕事を考えるセミナーが開催された。登壇したのは、アニメ界でもとりわけ新しい試みに積極的な30代のプロデューサー3人である。スタジオ地図の齋藤優一郎氏、プロダクション I.GそしてSTEVE N' STEVENにも所属する石井朋彦氏、さらにフジテレビのアニメ放送枠ノイタミナの山本幸治氏だ。 アニメのプロデューサーというものの、3人の仕事は異なる部分も多い。齋藤優一郎氏は細田守監督と伴にスタジオ地図を設立し、アニメ企画などに携わる。石井氏は大手のアニメプロダクションのプロデューサーであると同時に映像とプロモーションを結びつけるSTEVE N' STEVENでも企画を行う異色の存在だ。ノイタミナの編集長を名乗る山本幸治氏は局の立場から関わるが、3人の中では最も多くの作品に参加しているはずだ。