東京・神保町の小学館ビルが老朽化に伴い建て替えを行う。その建て替えに際し、108名のマンガ家が訪れて思い思いに壁面をイラストで埋めた。描かれたイラストがビルの外から見られるとあって話題となった。さらに8月24日と25日には内部の一般公開も行われた。これには8000名を超える来場者が訪れ、現地は賑わった。ビルは既に取り壊しに入ったが、そのラクガキは写真に残された。その内部の写真がウェブ上で公開を開始した。写真が公開されているのは、小学館が開設した「ありがとう!小学館ビル ラクガキ大会」の公式ページである。同じく小学館が運営するマンガ情報サイト「コミスン」にも、ラクガキ大会の経緯や当日の模様、参加したマンガ家たちの感想などの記事が掲載されている。最初にラクガキが描かれたのは、8月9日だ。浦沢直樹さん、藤子不二雄Aさん、島本和彦さんなど、25名のマンガ家によるものだ。イラストがメディアを含め、徐々に話題を広げていった。一般公開直前の8月22日に開催したマンガ家向け内覧会でも、さらに多くの作家が参加した。83名の作家が、1階以外の場所にもイラストを描いた。「ありがとう!小学館ビル ラクガキ大会」の公式ページでは、まずは1階の壁面イラストが公開されている。今後は10月中旬に地下1階、階段、6階が公開される予定だ。ベテランから新人作家、そして掲載雑誌の区別もなく無心に描かれた、各自が思い入れのある小学館作品のキャラクター。訪れた人は今一度、行けなかった人はここで味わうことが出来そうだ。[真狩祐志]「ありがとう!小学館ビル ラクガキ大会」/http://www.shogakukan.co.jp/rakugaki/
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