「劇場版 とある魔術の禁書目録」 中山信宏プロデューサー インタビュー シリーズ大人気の裏側 4ページ目 | アニメ!アニメ!

「劇場版 とある魔術の禁書目録」 中山信宏プロデューサー インタビュー シリーズ大人気の裏側

大ヒット作になった劇場版「とある魔術の禁書目録-エンデュミオンの奇蹟-」。テレビアニメシリーズ当初より、『とある魔術の禁書目録』に関わってきた中山信宏プロデューサーに製作について伺った。

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(c)鎌池和馬/アスキー・メディアワークス/PROJECT-INDEX MOVIE
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■ プロデューサーから見た鎌池イズム

― アニメ!アニメ!(以下AA)
映像化の際に気をつけた点はありますか?

― 中山信宏プロデューサー(以下中山)
原作を映像化したときに、錦織監督が原作に忠実に作ります。忠実に作るといっても解釈の仕方はいろいろあります。解釈として見終わった後に、原作を読んだのと同じような感覚になるようなフィルムにしたい、これは錦織監督もずっと言っていたことです。
キャラの立ち位置とか、終わったときの雰囲気とか、それはたぶんクリアしている、僕はできていると思っています。原作との親和性を高くして作ってきたことがあると思います。

― AA
プロデューサーから見た作品の魅力は、どこにありますか?

― 中山 
複数あると思います。キャラクター性の部分もありますし、いわゆる鎌池節と言われている部分もあります。上条さんの説教が最後を締める部分、そこは原作の面白さです。
鎌池さんの面白さって、『インデックス』だけのものではないんですね。ほかのシリーズは取り扱っている題材や、やっていることは違うし、キャラクターも違うんです。でもどれもいわゆる鎌池イズムというのがしっかり根底にあって、それが面白いんだと思うんです。
僕自身もそれは好きだし、面白いと思っているので、それが映像化をした時に作品の魅力につながっていっているんじゃないかなと思います。

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― AA
鎌池イズムというのは、具体的にどういう要素なんですか。

― 中山 
空気なんですよね。いろいろな要素なんです。悪者が単純な悪者じゃなかったり、あとは当麻君のぶれない部分。ある種、乱暴だと思うんですね。自分の能力がないのに、お前を助けると言ったら助けるんだよというのを言い切ること。助けられなかったら大騒ぎなんですけど。(笑)
あとはキャラクターがそれぞれ持っているバックボーンの重さといった部分です。やっぱり上条さんの説教がないと『インデックス』じゃないと言われる。あれも鎌池イズムだとは思います。

[商品情報]
/劇場版「とある魔術の禁書目録―エンデュミオンの奇蹟―」
2013年8月28日(水)発売

《animeanime》
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