想定の10倍 映画「HK/変態仮面」は全国12館で好調スタート | アニメ!アニメ!

想定の10倍 映画「HK/変態仮面」は全国12館で好調スタート

4月6日より公開が開始された『HK/変態仮面』。新宿バルト9など12館のみでありながら観客動員数13629人、興行収入2212万2900円と好スタートを切った。

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(C)2013「HENTAI KAMEN」製作委員会
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4月6日より公開が開始された『HK/変態仮面』。新宿バルト9など12館のみでありながら観客動員数13629人、興行収入2212万2900円と好スタートを切った。また、スクーリンごとの売り上げを示すアベレージも高い水準での発進となった。
小規模公開の作品ではあったが、週末は当初の期待を大きく上回る好調なスタートを切った。公開1週目でメイン館の新宿バルト9は満席が続出。週末には東京以外でも横浜、博多、名古屋でキャスト、監督、原作者が舞台挨拶を実施して全ての回が満席となった。

初週の数字は、企画段階の想定していた興行収入の10倍だという。大ヒットスタートとなり興行収入1億円も視野に入ってきた。
『HK/変態仮面』は、当初はDVDを中心とする企画であった。主演する鈴木亮平さんの原作への熱いリスペクトや公開ギリギリのタイミングまで粘った福田雄一監督率いる福田組の気合が結果として実った。
福田雄一監督は女性客の来場が目立っていたことに対し、作品のタイプとしては異例だと驚く。また配給によれば、原作を読んでいた父親に連れられた家族連れが見受けられるという。意外なほどの幅広い層の動員が興行を後押ししている。

『HK/変態仮面』は、1992年から93年に集英社の「週刊少年ジャンプ」で連載されたマンガ『究極!!変態仮面』が原作である。パンティを被って悪を倒す正義の変態を描いた物語は、かなりの異色作だ。それを原作のテーストを活かした、まさかの実写映画化と話題になっている。様々な関連企画も好評だ。
エッジの立った内容と設定で、話題づくりに成功したことが、動員につながったとみられる。現在は仙台、千葉、東京、横浜、新潟、名古屋、大阪、京都、広島、福岡での公開となっている。今後は札幌、ひたちなか、宇都宮、川崎、磐田(静岡)、富山、岐阜、大分、熊本、長崎、鹿児島などが予定されている。これからも順調な興行が期待出来そうだ。
[真狩祐志]

『HK/変態仮面』
新宿バルト9ほか全国公開中
/http://hk-movie.jp/

原作: あんど慶周「HENTAI KAMEN」(集英社文庫コミック版刊)
脚本・監督: 福田雄一
[出演]
鈴木亮平/清水富美加/ムロツヨシ 安田顕 佐藤二朗 池田成志/塚本高史 岡田義徳 大東駿介/片瀬那奈
《animeanime》
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