アニメ演出にフォーカス 布川郁司さんが塾長の1年間の教育プログラム

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クリエイターやスタッフの教育充実がアニメ業界だが、その環境は必ずしも十分でない。とりわけアニメの演出にフォーカスした教育プログラムはほとんどないと言っていいだろう。実際にアニメ演出を目指したいと思っても、どこで何を学べばいいのか分からない状況だ。
そうしたなか日本のアニメ界で経験の深い布川郁司氏が、アニメ映像演出に絞った教育プログラム「NUNOANI塾」をスタートさせる。1年間にわたり、アニメ演出に必要な技術や知識を実践的に学ぶ。

講義は隔週土曜日で、一回3時間あまりとなる。内容は、ストーリーやキャラクター開発、シナリオ・ブレイクダウン、ストーリーボーディング、シーン構成~映像演出、エディティングなどの演出面、さらにアニメ業界の現状や、テレビ番組・映画の仕組み、プロデューサーの知識などにも及ぶ。絵コンテ実習などもある。
長年、日本代表するアニメスタジオ ぴえろを率いて、演出としても活躍した布川郁司氏ほか、講師として奥田誠治氏、岡田勲氏が担当、ゲスト講師には阿部記之氏、水野和則氏、若林厚史氏らも参加する。かなり充実した内容になりそうだ。

募集対象は実務を中心としていることから、主にアニメ(3DCGアニメ含む)を中心とした映像関連で仕事をされているクリエイター、アニメーター、ディレクター、プロデューサーとしている。ただし、キャリアの長短は問わないとしている。また、基礎的映像表現技術があれば、実務経験がなくても入塾可能だ。
3月31日13時より入塾説明会を行い、4月3日までに応募をする。4月7日に入塾面接をする。募集は15名程度し、受講料は年間30万円(税込)、開催場所は東京・三鷹のスタジオぴえろ内となる。詳細は公式サイトに掲載されている。またサイトから問い合わせも可能だ。

「NUNOANI塾」の塾長となる布川郁司氏は、株式会社ぴえろ代表取締役会長、一般社団法人日本動画協会理事長などを務める。代表作に『ニルスのふしぎな旅』、『魔法の天使クリィミーマミ』、『NARUTO』などがある。
しかし、今回はそうした立場とは別に、アニメ業界の未来のため、人材教育で貢献したいとの考え方から「NUNOANI塾」をスタートする。これまで国内で圧倒的な不足してきたアニメ演出の教育に一石を投じそうだ。

NUNOANI塾
/http://nunoani-project.jp/

[入塾スケジュール]
3月31日(日) 入塾説明会 13時~
4月3日(水) 応募締切
4月7日(日) 入塾面接試験 10時~

[募集要項]
開塾日時: 2013年4月13日~2014年3月中旬(約一年間)
隔週土曜日: 14:00~17:10
募集人数: 15名程度
場所: 三鷹、スタジオぴえろ内(会議室)
受講料: 30万円(税別)
*詳細は上記サイトにて確認ください。

[カリキュラム]

前期(4月~7月)
アニメーション業界の現状と未来/テレビ番組、映画の仕組み/プロデューサーの役割/企画の建て方/脚本手法/原作の脚色/設定(キャラ設定・美術設定)/作品のシーン・カット分析/演出手法(カメラワーク、特殊効果)

中期(8月~11月)
作品のジャンルのシーン・カット分析/シナリオから絵コンテ実習/構成・タイミング/編集手法/アニメーターと演出の関係

後期(12月~3月)
絵コンテ実習がメイン/録音(アフレコ・ダビング)
《animeanime》

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