以上のドミニク氏のフリーカルチャーの説明の後、津田氏が音楽の事例を補足しました。音楽業界では、CCライセンスの誕生と同時期にレディオヘッドやナイン・インチ・ネイルズといったビッグアーティストたちが、レコード会社から離れた形で音楽配信を行いました。無料を含むユーザーの好きな値段でアルバムをダウンロードするような試みは、現在のインディーゲームで見られる「Pay What You Want方式」に近いものと思われます。
またドミニク氏は、「Where Does My Money Go?」というサービスを紹介しました。これは自分の払っている税金が、それぞれの行政サービスに対して1日あたりどれくらい使用されているかをシミュレーションできるウェブサービスです。もともとイギリスOpen Knowledge Foundation が開発したものであり、日本では横浜市が採用しています。