ニューヨーク在住の佐々木芽生監督によるドキュメンタリー映画『ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの』がいま話題を呼んでいる。本作は日本のほか世界各国でヒットした『ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨⼈』の続編にあたる。今回は米国の普通の市民であるハーブ&ドロシー夫妻が世界有数の美術コレクションを築き、美術館に寄付するまでを描いた。そんな映画の日本公開のための配給宣伝資金をクラウドファンディングで募ったところ、2月12日の締切日までに818人から1402万4203円を集めることに成功した。こうした支援もあり本作は、2013年3月30日の国内公開を実現する。これは映画だけでなく、最近注目を集めつつあるクラウドファンディングの世界でも大きな事件となっている。ウェブサイト上でサービスを提供したmotion galleryによれば、今回集めた1400万円は、これまで実施されたクラウドファンディングの日本最高記録となる。これは当初の目標金額1000万円を大きく超えるものだ。motion galleryが提供するクラウドファンディングは、映画関連に特化している。仕組みはシンプルだ。サイトに提案されたプロジェクトに賛同する人たちが、事前のチケット販売などをとおして資金を提供する。今回の結果は、映画製作におけるクラウドファンディングの大きな可能性を感じさせるものになった。本作は映画製作にあたっても、米国でキックスターター(Kickstarter)で資金調達を行っている。日米の双方のクラウドファンディングが映画プロジェクトを支えたという点でも興味深い。企画実現について佐々木芽生監督は「1,000 万というとてつもない目標金額を達成できるかどうかは、ぎりぎりまで全くの未知数でした。最後、800人を越えるサポーターの皆さんのパッションと愛に支えられて、目標額を⼤大きく越えた1,400 万円という高額のファンディングに成功できたのは、奇蹟に近いことです。皆さんへの感謝の気持ちは、言葉ではとうてい言い尽くせません。私たちの経験が、これから創作活動を続けるアーティストや映画監督の励みとなれば嬉しいです。」と喜びを語る。今回のクラウドファンディングでは、映画チケットのほか映画のエンドロールへのクレジットやTシャツ、プレミア上映会、パーティーへの出席などが含まれていた。また、集まった資金は製作費の一部、日本での宣伝、配給費用(字幕制作費、上映素材、予告編作成、カタログ、チラシ、ポスター、サイトの制作)、ドロシーさんの来日費用などに充てられる。『ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの』 (HERB & DOROTHY 50X50) 制作・配給: ファイン・ライン・メディア 2012年/アメリカ/カラー/英語2013年年3⽉ 30⽇より新宿ピカデリー他で全国順次公開/http://www.herbanddorothy.com/jp/motion gallery/http://motion-gallery.net/
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