「半年打ち切り危機もあった?」セーラームーン20周年でスペシャルトーク | アニメ!アニメ!

「半年打ち切り危機もあった?」セーラームーン20周年でスペシャルトーク

7月6日、東京・六本木のニコファーレで、「美少女戦士セーラームーン」20周年を記念した大型トークが開催された。トークに登場したのは、月野うさぎ役の三石琴乃さん、地場衛役の古谷徹さん、それに講談社で本作を担当する小佐野文雄さんという豪華なものだ。

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日本からの声に、息もぴったりポーズを決めた。
  • 日本からの声に、息もぴったりポーズを決めた。
  • 20周年の記念ロゴ。
  • 三石琴乃さん
  • 古谷徹さん
  • 小佐野さんのスペシャルエピソードに、ふたりともびっくり。
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7月6日、東京・六本木のニコファーレで、「美少女戦士セーラームーン」20周年を記念した大型トークが開催された。トークに登場したのは、月野うさぎ役の三石琴乃さん、地場衛役の古谷徹さん、それに講談社で本作を担当する小佐野文雄さんという豪華なものだ。
誕生から20年経つが、作品は今なお数多くの熱いファンがいる。会場全体が最初から最後までニコファーレ特有のネット視聴者によるコメントで埋めつくされたことからも分かるだろう。

一方で、3人のトークは大盛り上がり。三石さんが大物声優に囲まれて大きなプレッシャーを感じた様子や、古谷さんがタキシード仮面の名前と姿に驚いたことなど数々のエピソードが紹介された。
また、小佐野さんからは今だから話せる裏話が続出し、ファンや出演者を驚かせた。『セーラームーン』のスタートは非常にタイトなスケジュールだったこと、作者の武内直子さんは当時別の企画があり予告まで出していたが、『セーラームーン』をスタートしたことでその作品が消えてしまったことなどだ。

三石さんが20年目にして初めて知ったというエピソードは、番組開始当初、半年間で打ち切りという危機があったとの話だ。視聴率は好調で、マンガの評判も高かったが、関連グッズの販売が芳しくなかったためだという。
結局、スポンサーサイドの英断で続けられることになり、その後のクリスマス商戦で、ムーンスティックが大ヒットしたという。現在からでは信じられないような話だ。

トークイベントは「feat.ももいろクロバーZ」とし、人気ユニットのももいろクローバーZがパリのイベント ジャパンエキスポから中継で生出演した。これは2013年夏に『セーラームーン』の新作アニメが制作され、その主題歌にももいろクローバーZが決定したことを伝えるものでもある
セーラー戦士の姿で登場したももいろクローバーZは、『ムーンライト伝説』を披露した。最後に、三石琴乃さんの掛け声でリーダーの百田夏菜子さんがセーラームーンのポーズを決める場面もあり、国境を越えて盛り上がりをみせた。

トークの中では、このほかにも数多くの20周年プロジェクトが明かされた。まず国内では2012年10月より原作の愛蔵版『美少女戦士セーラームーン』が発売される。これは連載当時の作品を出来るだけ忠実に再現したもので、マニア向けの1冊とする。月1冊のペースで全10巻を刊行予定だ。
アニメでも10月からアニメ『美少女戦士セーラームーン』メモリアルDVDコレクションが実現する。こちらはセーラー戦士別にキャラクターをピックアップした企画商品、各戦士1枚のDVDがリリースされる予定だ。

世界的な人気作品ということもあり、海外での動きも活発だ。トークでは新作アニメが世界同時展開であることが強く打ち出されていた。
また、パリでの発表ということもあり、現在、イタリア、ドイツ、香港、米国で人気となっている新装版のフランス発売決定が明らかにされた。現地のPIKA社からリリースされる。世界的な広がりを感じさせる20周年プロジェクト始動となった。

「美少女戦士セーラームーン」生誕20周年 特設サイト
/http://kc.kodansha.co.jp/SEP/01033/01/sailormoon20th/
《animeanime》
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